社名を決める際、画数の良し悪しだけでなく商標登録の可能性も同時に確認することが不可欠です。画数最高の社名でも、商標が取れなければ後で社名変更を迫られるリスクがあります。命名と法的保護を両立するための実務フローを整理します。
商標登録ができない社名の主なパターン
特許庁の審査で拒絶される社名の主なパターンは、①既存商標との類似(最多)、②普通名称・記述的名称(「美容室」「不動産」等)、③公序良俗違反、④著名商標との混同(アップル・ソニー等の著名ブランド)などです。
画数の計算上は最高でも、社名がすでに他社に商標登録されていれば使用できません。起業後に商標侵害で社名変更を迫られた事例は年間数百件あります。
商標調査と画数確認を同時進行する実務フロー
推奨する命名フローは以下の5ステップです。
- Step1:候補社名を10〜20案出す画数・語感・意味の3軸で候補を複数用意。
- Step2:各候補の画数を計算本サイトのツールで五格を確認し、吉数の候補に絞る。
- Step3:J-PlatPatで商標調査同一・類似商標の存在を確認。問題のある候補を除外。
- Step4:ドメイン取得可能性確認候補社名の.co.jpと.comドメインが取得できるか確認。
- Step5:最終候補の総合判定画数・商標・ドメインの3条件が揃う社名で最終決定。
商標登録の区分と社名の関係
商標は業種(区分)ごとに登録されます。同じ社名でも異なる業種なら使用できるケースがあります。例えば「サクラ」という社名が食品業界で商標登録されていても、IT業界では使用・登録可能な場合があります。
ただし著名商標(Apple・Google等)は区分を問わず使用不可です。自社の業種で類似商標がないかを重点的に調査してください。
商標出願のタイミングと費用
商標出願は社名確定後できるだけ早く行うことが重要です。「先願主義」(先に出願した方が優先)のため、出願が遅れると第三者に先取りされるリスクがあります。
出願費用は1区分あたり特許庁印紙代約3,400円(電子出願)、弁理士費用は別途5〜15万円程度。複数区分での出願が推奨されます。
画数確認・商標調査のチェックリスト
社名確定前に必ず確認すべき項目をまとめます。
- 五格チェック総格・人格が吉数か確認。
- J-PlatPat調査同一・類似商標の有無を自社業種で検索。
- ドメイン確認.co.jp・.comの取得可能性を確認。
- 法人名称調査国税庁法人番号サービスで同一社名の存在を確認。
- SNSハンドル確認主要SNSでの同名アカウント存在を確認。

全世界の姓名判断や鑑定、占いを統合し、その英知を42年間学び続けた占い師。伝統的な熊崎式姓名判断に中国・韓国・台湾など東アジアの命名哲学、さらには西洋の数秘術までを横断的に研究。姓名判断大全の全記事を監修し、赤ちゃんの命名から改名・社名決定まで、実務的な指針の提供を使命としている。
