◆ 元の意味(古代)
ぼんやり見える(髣髴)・後にブッダの音訳
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KANJI ETYMOLOGY
butsu
画数
7画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
人名用漢字
「仏」の旧字・正字。覚りを開いた者「ブッダ」の音訳字。
ORIGIN
「佛」は形声文字で、人偏「亻」と音符「弗(フツ)」から成る。『説文解字』巻八に「佛、見不審也。从人弗聲」とあり、本来は「ぼんやりして見えない」「似て非なる」の意であった。後漢以降、仏教伝来とともにサンスクリット「Buddha(ブッダ=覚者)」の音訳字として用いられ、原義を超えて宗教的意味を獲得した。『字統』(白川静)は「佛はもと髣髴(ほうふつ)・彷彿の佛で、似てまた非なるものの意。後にBuddhaの訳字となり、「ほとけ」の意に専用される」と説く。略字「仏」は人偏に「ム(私)」を組み合わせた俗字で、唐代以降の写経に見え、日本では当用漢字で「仏」を採用したが、人名用漢字として「佛」も使用可能である。『漢字源』(藤堂明保)は「弗はそむく・払いのける意。佛は世俗を払いのけた覚者」と解し、『大漢和』も「ほとけ、覚者、釈迦」を挙げる。落合淳思は「佛字は秦漢期の出土資料に見え、当初は「彷彿」の用法のみ。仏教受容後に意味が拡張」と指摘する。日本では人名に用いると神聖・慈悲・覚悟の徳を込めることができる。
構成要素
亻(人) + 弗(払いのける)
STROKE ORDER
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MEANINGS
ぼんやり見える(髣髴)・後にブッダの音訳
ほとけ、覚者、慈悲、仏教、亡き人
★慈悲深く、覚りに通じる清らかな心を持つ人に。世俗の欲を払い、仏のごとき広大な愛で人を包む精神性を願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。