◆ 元の意味(古代)
多くを蓄え備える。たくわえる。
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KANJI ETYMOLOGY
cho
画数
18画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
人名用漢字
亻+諸で「人が万事に備えて多くを蓄える」。富と用意周到さを象徴する字。
ORIGIN
『説文解字』人部に「儲は偫(チ)なり。人に従ひ諸聲」とあり、形声で意符「亻(人)」、音符兼意符「諸(ショ/チョ)」から成る。「諸」は言+者で「もろもろ・多く」を表す。『字統』白川静は、儲を「人が多くを蓄えて備える」とし、本義を倉廩への蓄積とする。『漢字源』藤堂明保は、諸の「多く集める」意から、儲とは将来に備えて物資・財貨を多量に貯えることと説く。『大漢和辞典』諸橋轍次は、儲蓄・儲君(皇太子)・儲位などの熟語を挙げ、特に「儲君」は次代を担うべく備え養われる皇嗣を指す重要語であると記す。落合淳思は、儲が後漢以降「もうける(利益を得る)」意に拡張され、商業活動の発達と並行して経済語化したと指摘する。日本では「儲」は富を蓄える縁起字として商家で好まれる一方、人名では「次代を担う者」「準備万端の人」を願う格調高き字として用いられる。
構成要素
亻(人) + 諸(音符・もろもろ)
STROKE ORDER
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MEANINGS
多くを蓄え備える。たくわえる。
儲ける。蓄える。備える。世継ぎ。
★豊かさを築き次代に伝える人、用意周到で備えある人、未来を担う後継者への願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。