◆ 元の意味(古代)
ひよめきの未だ閉じない幼児。乳幼児の頭部。
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KANJI ETYMOLOGY
ji
画数
8画
成り立ち
象形
部首
儿(ひとあし)
分類
人名用漢字
新字「児」の旧字体。頭蓋骨の縫合が未完成な幼児の頭部を象る。生命の始原を寿ぐ。
ORIGIN
『説文解字』儿部に「兒は孺子なり、兒の象形なり。小兒の頭の囟(ひよめき)未だ合はざるに従ふ」とあり、許慎は乳幼児の頭部、特に未だ閉じない囟門(ひよめき=大泉門)を象った象形字と解する。落合淳思『甲骨文字辞典』は、甲骨文の兒を「頭頂に未閉鎖の縫合線を持つ子供を儿(人体)の上に配した形」とし、生まれて間もない幼児の特徴を的確に捉えた最古層の象形字と位置づける。『字統』白川静は、上部の臼(うす)状の形を「未閉合の頭蓋」とし、兒が幼児の身体的未完成性を視覚化して「こ・おさなご」を表すと説く。『漢字源』藤堂明保は、兒が「やわらかく未成熟な人」の意から、転じて「我が子」「若者」「下僕(小人)」へと意味を拡張したと述べる。『大漢和辞典』諸橋轍次は、兒孫・小兒・嬰兒・男兒などの熟語を挙げる。新字「児」は戦後の当用漢字制定で略字化されたが、人名用漢字には旧字「兒」も認められ、伝統的格調を求める命名に用いられる。
構成要素
未閉合の頭蓋(臼状) + 儿(人の足)
STROKE ORDER
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MEANINGS
ひよめきの未だ閉じない幼児。乳幼児の頭部。
子。幼児。若者。我が子。
★親に愛されてすこやかに育つ子、純真無垢な心、生命の初々しい輝きを保つ人への願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。