◆ 元の意味(古代)
土製の囲い、家屋を囲う壁
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KANJI ETYMOLOGY
hei
画数
12画
成り立ち
形声
部首
土(つちへん)
分類
常用漢字
家屋や敷地を囲う土・板・石の囲い。「土塀」「板塀」のように、居住空間と外界を画する境界構築物を表す。
ORIGIN
『説文解字』には「塀」の項は見えず、屛(へい、おおい)の系列字として後代に成立した形声字である。屛が声符かつ意符的役割を担い、土を加えて土製の囲いを特定的に示す。『字統』白川静によれば、屛は風除けの衝立を意味し、土と結合することで邸宅を風雨と外敵から守る恒久的構造物の意となった。『漢字源』では、中国の「屛」「牆」と並び、日本で発達した国字的用法が強い字とする。日本では平安京の築地塀(ついじべい)以来、土塀は権威と格式の象徴であり、武家屋敷・寺社の景観を形作ってきた。「練塀」「海鼠塀(なまこべい)」など意匠性も高く、和の建築美を語る上で欠かせない字。
構成要素
土(意符) + 屛(声符・おおう)
STROKE ORDER
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MEANINGS
土製の囲い、家屋を囲う壁
へい、塀、家を囲う壁
★人名使用は稀。守りと格式を象徴するが日常字義が建築物に偏るため避けられる。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。