◆ 元の意味(古代)
熊・虎を描いた軍旗
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KANJI ETYMOLOGY
ki
画数
14画
成り立ち
形声
部首
方(ほうへん)
分類
常用漢字
熊や虎を描いた軍旗、勇と団結の象徴たる「はた」
ORIGIN
『説文解字』巻七上「旗、熊旗五游、以て士卒を象(かたど)る。㫃に从ひ其聲」と記す。意符「㫃(旗が翻る形)」と声符「其」を合わせた形声字である。古代中国では旗の図柄によって階級・職掌・部族が異なり、王や諸侯は「熊」や「虎」、士卒は「鳥」や「亀蛇」を描いた。「五游」は旗の縁に垂れる五条の飾り紐で、これにより士卒の数と陣容を象徴したという。白川静『字統』は、㫃部諸字(旆・旌・旆・旒・旛・旆)が皆軍旗の種類を区別する古字であり、「旗」はその総称として後に成立した字とする。古代の戦争や祭祀では旗が中心であり、旗を樹てて軍を集め、旗を奉じて凱旋した。『周礼』春官・司常に「司常、九旗の物名を掌る」とあり、九種の旗を国家の祭政に用いる制度が記される。藤堂明保『漢字源』は、其の声系「其・期・棋」と通じ、四角く広がる平面を象徴する語感を共有するとする。日本では「日章旗」「軍旗」「校旗」のごとく国家・団体の象徴として用いられ、「旗印」「旗手」など先導・理想の意も派生した。命名では理想を高く掲げる気概、人を導く先導性、明朗で目立つ存在感を象る字として男児名に好まれ、「旗人(はたひと)」「旗士(きし)」「旗也(はたや)」など雄渾な名乗りに用いられる。
構成要素
㫃(旗)+其(声)
STROKE ORDER
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MEANINGS
熊・虎を描いた軍旗
はた。目印。象徴
理想を掲げる先導力と、人々を集める明朗な存在感を象る
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。