◆ 元の意味(古代)
務めの合間、自由な時間。
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KANJI ETYMOLOGY
ka
画数
13画
成り立ち
形声
部首
日(ひへん)
分類
常用漢字
務めを離れ自分の時を取り戻す。ゆとりと余裕を象徴する字。
ORIGIN
「暇」は《説文解字・日部》に「暇は閒なり。日に従ひ叚聲」と記される形声字である。意符の「日」は時間を、声符の「叚」は「カ」の音を担う。「叚」はもと、二つの石や物を借りて補う意を持ち、「假(仮)」「霞」と通じ、「もとのものを借りて余裕をもたせる」感覚を含む。許慎は「閒(あいだ・ひま)」を本義とし、白川静『字統』は、叚に「余分・補う」の含意があり、日々の務めの合間に空いた時間を「暇」と名づけたとする。藤堂明保『漢字源』は同系に「假」「遐」を挙げ、「ゆるやかに離れる・隔たる」が共通義であると解し、業務から離れた自由な時間を「暇」とした経緯を説く。古典では『詩経・小雅』「不遑啓處」、『書経』「未だ暇あらず」などで、政務や戦の合間の貴重な余白として描かれた。日本語でも「余暇」「閑暇」「寸暇」「暇乞い」と用い、単なる怠惰ではなく心身を養う豊かな時として尊ばれる。名に用いる例は稀だが、悠然たる余裕・ゆとりある人生観を象徴する字である。
構成要素
日(時)+叚(声符・借りる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
務めの合間、自由な時間。
ひま・余裕・休息の時。
ゆとり、悠然、心の余白。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。