◆ 元の意味(古代)
のびのびと通る、滞りなく行き渡る。
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KANJI ETYMOLOGY
chou
画数
14画
成り立ち
形声
部首
日(ひ)
分類
人名用漢字
陽射しが伸びやかに通う。のびのびと育つ闊達の字。
ORIGIN
「暢」は《説文解字》には立項されないが、後世の字書で形声字と整理され、「申(のびる)」を意符的に、「昜(ヨウ・ひ高くのぼる)」を声符的に組合せた構成と解される。藤堂明保『漢字源』は、「申」を稲妻が四方へ伸びる象、「昜」を高く上る日輪の象とし、両者あわせて「日が高く昇り光が四方にのびのび広がる」意を表すとする。白川静『字統』は、「暢」を「申」の字義「のびのびと通じる」と「昜」の字義「明るく開ける」の合わさった字と解し、「闊達・のびやか・滞りなく通る」意を本義とする。古典では『易・坤卦』「美在其中而暢於四支」(美その中にありて四支に暢ぶ)に「のびる」の意で用いられ、また『国語』『詩経』にも「暢茂」「暢達」と熟して、植物や徳が伸び広がる様を表現した。日本ではのちに人名用漢字に加えられ、「暢」「暢之」「暢子」「暢彦」のように、男女ともに人気の高い字となる。心身ともにすこやかに伸び、滞りなく自分の道を進むよう願う字として、現代の命名でも信頼される一字である。
構成要素
申(のびる)+昜(声符・日が高く昇る)
STROKE ORDER
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MEANINGS
のびのびと通る、滞りなく行き渡る。
のびる・とおる・闊達・心安らか。
のびやか、明朗闊達、すこやかな成長。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。