◆ 元の意味(古代)
川を流れる水。生命を潤す液体。五行の一。
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KANJI ETYMOLOGY
sui
画数
4画
成り立ち
象形
部首
水(みず)
分類
常用漢字
流れる川の水筋を写した象形字。生命の源、五行の一を司る。
ORIGIN
『説文解字』水部に「水、準なり。北方の行なり。象眾水並流、中に微陽の气有るの形」とあり、許慎は陰陽五行説の枠で水を北方・準平の象徴と説く。字形は中央の主流とその両側にしたたる水滴・支流を描き、川の水脈そのものを写した象形字である。甲骨文・金文の「水」はいずれも、縦に走る一本の流れを中心に、左右に小さな点や曲線を散らした形で書かれ、流動する液体の本質を見事に造形している。白川静『字統』は、古代祭祀において川や泉が聖なる場所であり、生命と農耕を支える「水」が信仰の対象でもあったと述べる。藤堂明保『漢字源』は「スイ」音を「垂(たれる)」と同系とし、「上から下へ垂れ流れるもの」の意を音核に置く。儒家・道家を問わず水は重要な思想の比喩で、『老子』の「上善如水」、孔子の「逝者如斯夫」など、柔らかく低きに流れながら万物を潤す徳の象徴とされた。陰陽五行では北方・冬・黒・腎を象徴し、医学・暦・建築に深く影響する。日本でも「水に流す」「水入らず」「水も滴る」など、清浄と更新の感性が言語に染みわたる。命名では清純、柔軟、知性、生命力を象徴し、時代を問わず愛される字。
構成要素
流れる川と両岸の水滴を象った象形。
STROKE ORDER
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MEANINGS
川を流れる水。生命を潤す液体。五行の一。
みず、水分、液体。転じて流動性・柔軟性。
★清らかさ、柔軟な知性、絶え間ない生命力を象徴する普遍の祥字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。