◆ 元の意味(古代)
毛皮の衣、まとうもの
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KANJI ETYMOLOGY
kyuu
画数
7画
成り立ち
象形
部首
水(みず)
分類
常用漢字
毛皮の衣を象った象形字。求めて得るものの意を含む。
ORIGIN
『説文解字』裘部に「裘、皮衣也。古文省衣、作求」とあり、許慎は求を本来「裘(かわごろも)」の古文と位置づける。すなわち求は獣の毛皮で作られた防寒衣を象った象形字であり、毛が外側に立ち並ぶ姿を描いている。白川静『字統』はこれを敷衍し、求は古代の人々にとって冬を越すための必須品である毛衣を表し、それを「もとめる」「得ようとする」ことから動詞「求む」の意が派生したと説く。さらに白川は、求の上部の「丶」のような点画は毛先を、中央の「水」状の形は皮の縦の襞を象ると分析する。藤堂明保『漢字源』では、求の語源には「丸く包む・しっかり巻きつける」というニュアンスがあり、身を包む毛皮から「身に欲するものを引き寄せる」意が生まれたと解する。後に「裘」が衣偏を加えて衣服専用字となり、「求」は専ら「もとめる」「ねがう」の動詞義に用いられるようになった。『詩経』『書経』には「求民之莫」「求之不得」など、希求・希願の語として頻出する。日本では古代から「もとむ」と訓じられ、向上心や探求心を示す字として人名にも好まれる。志を立てて道を求める姿勢、真理探究、誠実な希求心といった精神的価値を象徴する漢字である。
構成要素
象形(毛皮の衣)
STROKE ORDER
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MEANINGS
毛皮の衣、まとうもの
もとめる・ねがう・探し求める
★向上心・探求心・真理希求の象徴。学問や志を重んじる名に好適。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。