◆ 元の意味(古代)
柄付きの網。獲物を尽くす。
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KANJI ETYMOLOGY
hitsu
画数
11画
成り立ち
象形
部首
た
分類
人名用漢字
柄付きの網で鳥獣を捕る形、終え尽くすの意。
ORIGIN
『説文解字』に「畢は田罔(あみ)なり。華(柄)に従ひ、象形」とあり、許慎は田猟に用いる柄付きの網の象形であると説く。獲物を尽く捕らえることから「ことごとく」「終わる」意となった。白川静の『字統』は甲骨文・金文を引き、長い柄の先に網をつけた猟具の象形であるとし、これを振るって鳥や兎を捕えた狩猟具であると述べる。獲物をすべて捕り尽くすことから「畢く(ことごとく)」「畢ふ(おわる)」の意が派生し、さらに祭祀や儀式の終了をも示すようになった。星座の名「畢宿(あめふりぼし)」もこの形に由来し、Y字形に並ぶ星をこの網にたとえたものである。藤堂明保の『漢字源』も同様に象形と認め、長柄の捕鳥網の形であり、獲物を一網打尽にすることから「すっかり終わる」「すべて」「完了する」の意に転じたとする。畢の字は「畢業(卒業)」「畢生(生涯)」「畢竟(つまるところ)」のように、何かを最後までやり遂げる重みを持つ語に用いられる。命名では、ものごとを最後までやり抜く強い意志、徹底性を表す字として用いられ得る。
構成要素
象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
柄付きの網。獲物を尽くす。
おわる、ことごとく、完了。
★最後まで貫く・徹底
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。