◆ 元の意味(古代)
日が昇り白々と明るくなる。きわめて白い。
読み込み中...
KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
12画
成り立ち
形声
部首
しろ
分類
人名用漢字
白く澄み切って輝く、明朗潔白を表す字。
ORIGIN
「皓」は形声文字で、意符の「白」と音符の「告(コク・コウ)」から成る。許慎『説文解字』白部には「皓、日出皃、从白告聲」とあり、日が昇りはじめて白々と明るくなるさま、すなわち暁の光景を本義とすると記す。白川静『字統』は、「告」を「申し告げる」音義から派生した「はっきりと現れる」の音符とし、「白」と組み合わせて「白々と明るく輝き出る」を原義とする。月光が冴えわたるさま、歯や肌が白く美しいさまにも転用され、清浄・潔白・光明の象徴とされたと説く。藤堂明保『漢字源』もまた、「告」のもつ「明らかにする」音義に着目し、「皓」を「白さがはっきりと際立つ」「明るく光り輝く」と解し、皓月(こうげつ)・皓歯・皓々のように、白さの極みや清明な光を表す語に用いられると述べる。中国古典では美人の白い歯を「皓歯」と称え、清廉潔白の象徴ともされた。日本でも人名漢字として清涼で気品ある印象から男性名「皓一」「皓太」など好まれる。
構成要素
白(明るい)+告(音符)
STROKE ORDER
▶ 再生で一画ずつ確認できます
書き順データを読み込み中…
MEANINGS
日が昇り白々と明るくなる。きわめて白い。
しろい。あきらか。ひかる。きよらか。
★白く輝く清明な光。汚れなく澄み切った心と知性を願う字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。