◆ 元の意味(古代)
頭が大きい、充実して大きい。
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KANJI ETYMOLOGY
seki
画数
14画
成り立ち
形声
部首
いし
分類
人名用漢字
頭が大きく充実しているさま、転じて学徳の大きさ。
ORIGIN
「碩」は意符の「頁(おおがい・あたま)」と音符の「石(セキ)」から成る形声文字である。許慎『説文解字』頁部に「碩、頭大也」と見え、もとは「頭が大きい」ことを本義とした字で、ここから「大きい」「充実している」という一般的な意義へと拡張していった。白川静『字統』は声符「石」を頭蓋の堅実さ・重量感に通わせ、頭を石の如く堂々と大きく構えた人物像を「碩」の字に読み取る。すなわち単なる体格上の大頭ではなく、内に蓄えた知徳の充実を頭の大きさとして表現する命名であるとする。藤堂明保『漢字源』も「セキ(石)」の系列を「ぎっしり詰まって大きい」とまとめ、碩・実・塞・ 寔などと語源を通わせ、内実の充ちた大なるものを表す字群と説く。古典では「碩学」「碩儒」「碩老」「碩徳」など、学識・徳望ともに抜きん出た大人物を指す尊称として用いられ、『詩経』の「碩人」もまた美しく大いなる人を讃える語であった。日本では人名用漢字として許容され、学者・僧侶・経営者の名に見られ、知の大成・徳の充実・度量の広さを願う命名にふさわしい。読みは「セキ」「ひろ」「みち」「おおき」など多様で、男子名に好まれる古典的雅字である。
構成要素
石+頁
STROKE ORDER
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MEANINGS
頭が大きい、充実して大きい。
おおきい、すぐれている、学徳が高い。
★学徳の大成、度量の広さを願う雅字。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
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現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。