◆ 元の意味(古代)
神前で祝詞を唱える神官。
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KANJI ETYMOLOGY
shuku
画数
9画
成り立ち
会意
部首
しめすへん
分類
常用漢字
神前で祝詞を唱える人。慶びと祈りを伝える吉祥の字。
ORIGIN
「祝」は意符の「示」と意符の「兄」とから成る会意文字である。許慎『説文解字』示部には「祝、祭主贊詞者。从示、从人口。一曰、从兌省。易曰、兌爲口爲巫」と記され、祭祀の主宰者であって、神に向かって賛美の言葉、すなわち祝詞を唱える者を意味すると説く。白川静『字統』では、「兄」は本来、祝詞を司る神官の姿を象った字であり、口をひときわ大きく描いて神前で言葉を発する様を表すとする。すなわち「祝」とは、祭壇の前で神に祈りと感謝の言葉を捧げる神官の所作そのものを表す原義を持つ。日本の神道において「祝部(はふりべ)」と呼ばれる神職があり、祝詞を奏上する役を担ったことも、この古義に通じる。藤堂明保『漢字源』は、「祝」が口を開いて声を発する原意から、神を讃え慶びを表す「いわう」、また神に祈り願う「いのる」の意に広がったと解説する。転じて慶事を寿ぐ語として広く用いられ、「祝賀」「祝福」「祝辞」など、人生の節目を彩る重要字となった。日本でも誕生・婚礼・長寿などあらゆる慶事に欠かせぬ字であり、命名においても明るい慶びと言祝ぎの力を宿す吉祥字として親しまれてきた。
構成要素
示+兄
STROKE ORDER
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MEANINGS
神前で祝詞を唱える神官。
いわう。ことほぐ。祈る。
★言葉と祈りで人を祝福し、慶びを周囲に広げる明るい人になるよう願う字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。