◆ 元の意味(古代)
わらう。にこやかな表情。
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
10画
成り立ち
会意兼形声
部首
たけ
分類
常用漢字
竹の葉のしなやかにそよぐさまから人の笑顔を象徴する字。
ORIGIN
「笑」は「竹」と「夭(ヨウ)」を組み合わせ、「夭」を声符とする会意兼形声文字である。『説文解字』巻五「竹部」には「笑」の字義をめぐって異論があり、許慎は「喜也。从竹、从犬」と「犬」に従う字として記すが、徐鉉らはこれを誤伝とし、「夭」に従うのが正しいと注する。藤堂明保『漢字源』は徐説を支持し、「夭」が頭をしなやかに傾けた人の姿の象形であることから、笑うとき体や顔がしなやかに緩む様子を表すと説く。さらに竹の葉が風に揺れてしなる姿を笑顔のたとえに重ねたのが本字の妙だとする。白川静『字統』も「夭」声を採り、巫女が舞い踊って笑い興ずる呪儀の場面に字源を求め、「笑」が単なる微笑ではなく、神を喜ばせる聖なる動作に発した字義であった可能性を示唆する。古典では『詩経』『楚辞』に「咲」と通じて用いられ、後世「巧笑倩兮」「破顔一笑」など多くの成句を生んだ。日本語では「笑顔」「微笑」「笑福」と幅広く、慶福と親しみを象徴する代表字となっている。命名においても極めて人気が高く、「笑」一字で「えみ」「しょう」と訓み、明朗快活で人に好かれる人格を願う名として男女問わず広く愛用される。「笑子」「笑実」「笑太郎」など熟字も多彩。
構成要素
竹+夭
STROKE ORDER
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MEANINGS
わらう。にこやかな表情。
わらう。えむ。微笑。
★明朗・愛嬌・幸福を象徴、人気の高い佳字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。