◆ 元の意味(古代)
二つに割って合わせる竹の証票。
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KANJI ETYMOLOGY
fu
画数
11画
成り立ち
形声
部首
たけ
分類
常用漢字
二つに割って合わせる竹の証票、約束のしるしを表す字。
ORIGIN
「符」は「竹」を意符、「付(フ)」を声符とする形声文字である。『説文解字』巻五「竹部」に「符、信也。漢制以竹、長六寸、分而相合」とあり、許慎は漢の制度に基づき、長さ六寸の竹を縦に割り、その半分ずつを当事者が所持して、再会時に合わせて真偽を確かめる「割符(わりふ)」を本義と注している。声符「付」は人に物を授ける形で、藤堂明保『漢字源』は「付」を「手で人に物を渡す」象形と捉え、これに「竹」を加えて、両者の間で授受される竹片の信物を意味するとする。白川静『字統』は、古代中国の符節制度・兵符・金符などを文化背景として詳述し、君主が将軍に渡す虎符(虎の形の銅符)が二つに割られ、片方を君主が、もう一方を将軍が所持して命令の真偽を保証した史実を引き、「符」が信義・契約・神約のしるしを表す字として発展した経緯を述べる。意味は「割符」から「証拠」「合致する」「呪符」「楽譜の符号」と広がり、日本語でも「符号」「切符」「音符」「護符」と多用される。命名では「符」を「ふ」と訓ませる名は珍しいが、「符吏(ふみ)」「符美(ふみ)」など雅趣ある女児名に用いられる例がある。約束を守る誠実さの象徴である。
構成要素
竹+付
STROKE ORDER
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MEANINGS
二つに割って合わせる竹の証票。
しるし。証拠。符号。
★信義・約束を守る誠実さを象徴する。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。