◆ 元の意味(古代)
計り取って携える穀物、兵糧。
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KANJI ETYMOLOGY
ryou
画数
18画
成り立ち
形声
部首
こめ
分類
常用漢字
命を支える米の量、かて(糧)を意味する字。
ORIGIN
糧は「米」を意符、「量」を声符とする形声文字である。許慎『説文解字』巻七上の米部に「糧、穀也。从米量聲」と記され、計り取られた穀物、すなわち旅人や軍隊が携える兵糧・食糧を本義とする。量は「はかる」を意味し、必要な量を量って携帯することの重要性を象徴する。白川静『字統』は、糧を「行旅・征行のために量り取られた米」と解し、古代において軍の遠征や祭祀の旅において糧の確保は国家の根幹であったと述べる。『周礼』『左伝』にも糧道・糧秣の語が頻見し、糧は単なる食物ではなく、人と国家を生かす生命線そのものであった。藤堂明保『漢字源』は「リョウ」の音を「量・凉・梁」と関連づけ、「はかる」「ひろがり通る」意を共通に持つ語族とし、糧は「量って分かち持つ食」と解する。日本語の「かて」は「糧」「粮」のいずれにも当てられ、「心の糧」のように比喩的にも用いられ、人を内側から養い育てる精神的支えを意味するに至った。糧は、肉体を養い心を満たす根源の恵みであり、生きる力の源を象徴する重厚な字である。
構成要素
米+量
STROKE ORDER
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MEANINGS
計り取って携える穀物、兵糧。
かて。食糧。生きる支え。心の糧。
★人と命を養う豊かな恵み。命名には稀だが堅実な字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。