◆ 元の意味(古代)
水を主る五臓の一。じんぞう。
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KANJI ETYMOLOGY
jin
画数
13画
成り立ち
形声
部首
にくづき
分類
常用漢字
じんぞう。生命の本(もと)を蓄える臓器。
ORIGIN
「腎」は形声文字で、肉部に臤(ケン・カン)を声符として加えた字である。許慎『說文解字』巻四には「腎、水藏也。从肉、臤聲」とあり、五臓のうち水を主る臓、すなわち腎臓を本義とする。臤は手で固く握り堅める意を持つ声符で、体内に堅く貯蔵する精気を蓄える臓器の意味によく適合する。白川静『字統』では、臤は臣(目を伏せた奴隷)と又(手)からなり、堅く守る意を持つとし、腎は身体の最も奥深くに位置し精を堅く蔵する臓器であると論じる。中国伝統医学において腎は「先天の本」と称され、生命の根源たる精気を貯蔵する臓器として五臓の中でも特別な地位を占めてきた。藤堂明保『漢字源』においても、腎は臤を声符兼意符に持ち、堅く緻密に組成された臓器を意味し、五行思想では「水」に配当され、生殖・成長・老化を司る根本の器官と解されると説く。「腎臓」「腎虚」「肝腎(かんじん)」など医学用語に頻出し、特に「肝腎要(かんじんかなめ)」は最も大切なものを意味する成語として日常語に定着した。命名では身体部位の意が強く用いられない。
構成要素
肉(にくづき) + 臤(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
水を主る五臓の一。じんぞう。
じんぞう。物事の最も大切な部分。
★命名忌避字。身体部位の意が強く人名に不適。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。