◆ 元の意味(古代)
体内に蔵される臓器。
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KANJI ETYMOLOGY
zou
画数
19画
成り立ち
形声
部首
にくづき
分類
常用漢字
肉づきに蔵を添え、体内に蔵される「内臓」を表す字。
ORIGIN
「臓」は肉月を意符、「蔵」を音符とする形声文字である。旧字は「臟」と書く。許慎『説文解字』には臓字は収められておらず、もと「藏(蔵)」字をもって体内に蔵される臓器を指したが、後代に肉部を加えて「臟」字が分化したとされる。許慎は藏を「匿也」と訓じ、隠し蓄える意とし、後代の字書に「臟、五臟也、心肝脾肺腎」と注され、五臓を表す専字として整えられた経緯がうかがえる。白川静『字統』は、蔵が草の下に物を隠し収める形を象ることから、体内深くに収められた臓器を「肉なる蔵」として臓と表したと説く。白川は東洋医学における五臓六腑の思想が臓字の意味体系を支え、生命の精気を蓄える場所として臓が単なる解剖学的器官以上の意義をもったことを述べる。藤堂明保『漢字源』は、蔵声に「ゾウ」と内に蓄える意があり、肉部と結びついて体内に蔵される器官を表す字として臓が成立したと分析する。藤堂は心臓・肝臓・腎臓・内臓など、現代医学における臓器名の必須字として臓が機能することを整理する。三書はいずれも臓が「蔵される肉」、すなわち生命の核を担う器官であることに一致する。命名忌避字に属する。
構成要素
月(肉)+蔵
STROKE ORDER
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MEANINGS
体内に蔵される臓器。
ぞう。臓器。心臓・肝臓など。
★命名忌避字。臓器名のため人名には用いない。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。