◆ 元の意味(古代)
刺す針を持つ飛ぶ虫。
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KANJI ETYMOLOGY
hachi
画数
13画
成り立ち
形声
部首
むし
分類
—
群れを成し、蜜を集める働き者の蜂。勤勉と団結の象徴。
ORIGIN
「蜂」は虫偏に「夆(ほう)」を音符とする形声文字である。許慎の『説文解字』虫部には「蠭は飛蟲、螫人者。从䖵逢聲」とあり、もとは「蠭」と書かれ、人を刺す飛ぶ虫であると説明される。後に簡略化されて「蜂」と書かれるようになった。白川静『字統』では、「夆」は二つの線が一点で出会う形を表し、「逢」「峰」などと同源で、頂点・突起の意を持つとする。蜂が鋭い針を持つこと、また山の頂のように尖った形象を持つことから、「夆」を音符・意符として組み合わせた字であると解説する。さらに白川は、古代中国・日本において蜂は神聖な虫とされ、群れを成して働く姿が君臣関係の象徴ともされたと指摘する。藤堂明保『漢字源』では、「夆」をホウの音符とし、「先端が尖って突き出る」意を持つ語族(峰・鋒・烽・蜂)と関連づけ、蜂の鋭い尾針が字義の核であると論じる。蜂は花から蜜を集めて巣に蓄え、女王を中心に高度な社会を営むことから、勤勉・団結・繁栄の象徴ともされる。
構成要素
虫+夆(音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
刺す針を持つ飛ぶ虫。
ハチ。蜂起する、群がり起こる。
★命名忌避字。攻撃性の連想があり、人名には不向き。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。