◆ 元の意味(古代)
日の下に集う多くの人。
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KANJI ETYMOLOGY
shuu
画数
12画
成り立ち
会意
部首
ち
分類
常用漢字
日の下に集う多くの人々。共同体と公共の力を表す字。
ORIGIN
「衆」は太陽の下に三人の人が立ち並ぶ形を組み合わせた会意文字である。旧字「眾」では「目」の下に「众(三人)」を置き、許慎の『説文解字』㐺部には「眾は多なり。从㐺目」とあり、多くの目すなわち多数の人々を意味すると説明される。しかし白川静『字統』は甲骨文・金文の字形を精査し、上部は「目」ではなく「日」(太陽)であって、灼熱の日の下で労役に従事する奴隷集団を表す字であると新たに解釈した。古代殷周時代、「衆」は王の直属の労働集団を指し、農耕・戦争に動員された人々であったとする。これは『説文』の伝統的解釈を覆す画期的な見解として知られる。藤堂明保『漢字源』では、「衆」をシュウの音とし、「群れ集まって多い」意を字義の核とし、「衆生」「公衆」「観衆」など仏教語・公共語に広く用いられると解説する。新字体「衆」は字画を整理した略字。仏教では「比丘衆」「衆生」のように修行者の集団・生きとし生けるものを指し、政治的には「民衆」「衆議」のように主権者としての多数の人々を表す。古代の労働集団から現代の主権者まで、「衆」は集合する人間そのものの本質を担う字である。
構成要素
血(旧字は日)+㐺(三人)
STROKE ORDER
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MEANINGS
日の下に集う多くの人。
おおい、群衆、民衆、衆生。
★公共・調和の意もあるが、画数の重さと集団性ゆえ人名には稀。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。