◆ 元の意味(古代)
言葉が真実からずれること。あやまり。
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
14画
成り立ち
形声
部首
ごんべん
分類
常用漢字
言葉のずれが生む過ちを示す、戒めの文字。
ORIGIN
「誤」は形声文字で、意符の「言」と音符の「吳(呉)」から成る。『説文解字』言部に「誤、謬なり。言に从ひ吳聲」とあり、言葉の誤り・あやまちを意味するとされる。許慎は「謬」と互訓させ、事実から外れた発言を表す字と位置づけている。白川静は『字統』において、「吳」は頭を傾け大声をあげて舞う人の姿を象るとし、その発する声が真実から逸れて軽佻に響くことから、誠ならざる言葉、すなわち「あやまり」の意が生じたと述べる。さらに、神に対する不実な言上を本来の語感とする可能性も指摘している。藤堂明保は『漢字源』で、「吳」を「ななめに傾く」「片寄る」というニュアンスを持つ音符と捉え、まっすぐであるべき言葉が傾いてずれる、それが「誤」であると説明する。これらを総合すれば、「誤」とは、本来あるべき真実や規範からずれてしまった言葉や行為を指し、過ち、間違い、誤解といった概念を表す字である。命名においては、字義に否定的な含意が強いため一般には用いられない。
構成要素
言+吳
STROKE ORDER
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MEANINGS
言葉が真実からずれること。あやまり。
あやまる、まちがえる、誤り、誤解。
★命名忌避字。否定的な意味のため通常用いない。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。