◆ 元の意味(古代)
足ではねあがり、おどる。
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
14画
成り立ち
形声
部首
あしへん
分類
常用漢字
足で地を蹴ってはねあがり、おどる。歓喜の躍動を表す字。
ORIGIN
「踊」は足偏に「甬(ヨウ)」を旁とする形声文字である。『説文解字』巻二下に「踊は跳なり。足に従い甬声」とあり、許慎は「跳」と互訓し、足ではねあがる動作を本義とする。「甬」は筒形のものや鐘の柄を象った字とされ、「つつぬけにとおる」「上に突き抜ける」という音義を担う。白川静『字統』は、「甬」を儀礼用の鐘の形とし、その甬を音符にもつ「踊」「湧」「涌」「勇」などが、いずれも下から上へ突き上がる、勢いよく噴き出す共通の意義を有すると説く。白川によれば、「踊」は足が下から上へ突き上がるように、地を蹴って繰り返し跳びあがる動作で、古代の歌舞・祭祀における身体表現と深く結びついていた。藤堂明保『漢字源』も、「甬」を「つきぬけて上にあがる」音符と捉え、踊・湧・勇を同系語族として整理する。藤堂は「踊」を「足で地を踏んでぴょんぴょんと上にとびあがる」と定義し、舞・舞踊・歓喜・興奮の象徴とする。日本語では「おどる」「おどり」と訓じ、盆踊り・舞踊など、共同体的な祭祀・芸能と深く結びついた語感をもつ。喜びや感激のあまり「胸が踊る」のように比喩的にも用いられ、生命の高揚を表す情感豊かな字である。命名には使用例があるが、活発さを強く打ち出す字として評価が分かれる。
構成要素
足(あしへん)+甬(音符・突き上がる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
足ではねあがり、おどる。
おどる、舞踊、喜びに胸が高鳴る。
★喜びと躍動の象徴だが、命名は慎重に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。