◆ 元の意味(古代)
車のわ・輻のある車輪。
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KANJI ETYMOLOGY
rin
画数
15画
成り立ち
形声
部首
くるまへん
分類
常用漢字
車輪・円・連なりを表す。和・調和・絆を象徴する人気の人名漢字。
ORIGIN
「輪」は、意符「車」と声符「侖(りん)」とから成る形声文字である。許慎『説文解字』巻十四に「輪、有輻曰輪、無輻曰輇。從車、侖聲」とあり、輻(や=スポーク)のあるものを輪、ないものを輇と区別する。本義は車輪である。侖は冊(書物)を集め整えた形で、「整然と巡らす・順序立てて並べる」意を含み、声符でありつつ意義も担う。白川静『字統』は、侖を竹簡を整えて束ねる形とし、それを声符に持つ輪は「整然と並んだ輻が中心から放射し、円を成す」さまを表わすと説く。古代の車輪は中央の軸(轂)から多数の輻が放射状に伸び、外周の輞(うちわ)に至る精緻な構造を持ち、円・調和・連環の象徴として尊ばれた。藤堂明保『漢字源』は、侖の上古音*lǐwənを声符とし、輪を「均等にめぐる円形のもの」とし、同系に「論(ことばを順序立てて述べる)・倫(人の順序・道徳)・綸(糸を整える)」を挙げる。日本語では「車輪・年輪・指輪・輪廻・五輪」など円形・連環の意で広く用いられ、また「輪をかける・人の輪・和の輪」のように人と人とのつながり・調和を象徴する言葉として愛される。人名漢字として人気が高く、「輪(りん)」「結輪(ゆいり)」「美輪(みわ)」など、女児名・男児名ともに、和・絆・全き人格を願う美しい意で多用される。
構成要素
車(意符)+侖(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
車のわ・輻のある車輪。
わ・円・つながり・順番。
★和・絆・円満な人格を象徴する人気字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。