◆ 元の意味(古代)
出向いて人を迎え合う、出迎え。
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KANJI ETYMOLOGY
gei
画数
7画
成り立ち
形声
部首
しんにょう
分類
常用漢字
進み出て人を出迎え、温かく受け入れることを表す字。
ORIGIN
「迎」は辵(しんにょう)を意符、卬(ぎょう)を音符とする形声文字である。許慎の『説文解字』辵部には「迎は逢ふなり。辵に従ひ卬声」とあり、向こうから来る者と出会い・出迎えるさまを本義とする。卬は人が顔を仰ぎ上げる形を象り、白川静の『字統』では、卬が見上げ仰ぎ見る姿勢を示すことから、迎は遠くから来る人を仰ぎ見つつ歩み寄って出会う行為を表すと説かれる。すなわち辵による移動と卬の仰ぎ見る視線の交錯が、相手を尊んで迎えるという礼儀の所作を成立させた。藤堂明保の『漢字源』では、卬を「上向きに立つ」と解し、迎を「向こうへ行ってひとを受け入れる」「敵意なく相対する」と説明する。古典では『書経』『詩経』『左伝』に「親迎」「迎春」「迎賓」と頻出し、婚礼の親迎、新年の迎春、賓客の歓迎など、礼の中心的所作を表す字として尊重される。日本においても「迎春」「歓迎」「送迎」と慶事・人間関係の温かさを示す語に多用され、字義は明朗で吉意に満ちる。
構成要素
辵(行く)+卬(仰ぐ)
STROKE ORDER
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MEANINGS
出向いて人を迎え合う、出迎え。
むかえる、歓迎する、新たな時を迎える。
★人を温かく迎える優しさ、新たな時代を迎える希望。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。