◆ 元の意味(古代)
周代から始まる地方行政区。
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KANJI ETYMOLOGY
gun
画数
10画
成り立ち
形声
部首
おおざと
分類
常用漢字
里々の集まり。
ORIGIN
『說文解字』邑部に「郡、周制、天子地方千里、分爲百縣、縣に四郡有り。邑に从ひ君聲」とあり、許慎は周代の地方区画として郡を位置付ける。形声字で、意符「邑」が領域を、声符「君」が音と共に統治の意を補助する。白川静『字統』は、君が「尹(手に杖を持つ)+口(祝詞)」から成り、聖なる祭祀を主宰する者の意を持つとし、その君の治める広い領域を郡と呼ぶに至ったと解く。藤堂明保『漢字源』は、君・郡・群を「多くを丸くまとめる」語族と捉え、多くの邑を統べてひとつにまとめる広域行政区を意味するとする。秦の始皇帝が天下を三十六郡に分かち、郡県制を施行して以来、東アジア政治史の基幹概念となり、漢・魏・隋唐へと継承された。日本でも大化改新後の律令制で「国・郡・里」の三層が定められ、郡は地方行政の中核を担った。今日も「郡部」「郡上」「郡奉行」のごとく地名・行政語として遺る。命名では地に根ざし多くの人を束ねる包容力・統率の意を読み取り、稀ではあるが志ある重厚な字として用いられる。
構成要素
君+邑(おおざと)
STROKE ORDER
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MEANINGS
周代から始まる地方行政区。
市町村を束ねる地域区分、こおり。
★多くを束ねる広き器の意。統率と包容を象徴する字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。