◆ 元の意味(古代)
五彩の糸が交織する錦(雑の旧字)
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KANJI ETYMOLOGY
zatsu
画数
18画
成り立ち
形声
部首
ふるとり
分類
—
錦の旧字。
ORIGIN
雜は常用漢字「雑」の正字(旧字体)であり、『説文解字』巻八に「雜、五彩相會也、从衣集聲」と本字を記す。許慎は衣を意符、集を声符とし、本義を「五色の糸が交わり集まって織りなす錦繍」とした。古代において衣服の彩色は身分・祭祀の格式を示し、雜は神事や礼装に用いられる華麗な織物を意味する格調高い字であった。白川静『字統』は、雜を巫祝の祭服に多彩な糸を集めて織り込む祭儀の象とし、神聖性と荘厳さを兼ね備えた字と論じる。藤堂明保『漢字源』はザツ系語族として「集・襍・卆」と通じ、「異質なものが寄り集まる」を核義とする。本義の「混色の錦」から転じて「まじる」「まじえる」「もろもろ」となり、後に「雑用・雑念」など卑近な意も生じた。略体「雑」が当用・常用漢字に採用された後、雜は人名用漢字にも含まれず、現代の戸籍上は使用不可。命名上は古風な格調を求めて旧字を慕う向きもあるが、実用は極めて稀である。
構成要素
衣+集(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
五彩の糸が交織する錦(雑の旧字)
まじる、いろいろ、雑多
★古典の格調を慕い、多彩な才を象徴する旧字(戸籍使用不可)。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。