◆ 元の意味(古代)
長い尾を持つ鳥類の総称、神鳥。
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KANJI ETYMOLOGY
chou
画数
11画
成り立ち
象形
部首
とり
分類
常用漢字
天翔ける生命。
ORIGIN
「鳥」は『説文解字』に「鳥、長尾禽總名也。象形」とあり、長い尾を持つ鳥類の総称を表す象形文字である。甲骨文・金文の字形は、頭・嘴・羽・脚・尾を備えた鳥の側面像を象り、「隹」(短尾の鳥)と対をなす字とされる。下部の四点は古くは脚と尾の象であったが、楷書化により火を表す「灬」と同形となった。白川静『字統』は、「鳥」を東夷諸族の祖霊・トーテム象徴として論じ、殷王朝の始祖契が玄鳥(燕)の卵から生まれたとする神話(『詩経』商頌「玄鳥」)にもみられるように、鳥が天と地を往還する霊的媒介者として尊崇された点を強調する。藤堂明保『漢字源』は、「鳥」の音チョウが軽やかに翔ぶさまを表す擬態に通じ、形声字の声符として用いられる場合にも飛翔・軽やかさの含意を担うと指摘する。古代中国では鳳凰・朱雀・玄鳥など神鳥の概念が発達し、王権・吉祥の象徴となった。日本でも『古事記』の八咫烏や、神社の鳥居の名に見られるように、鳥は神の使者と見なされた。命名上は単独使用は少ないものの、自由・飛翔・吉祥の象徴として、構成要素を含む字(鳳・鶴など)が広く愛用される。
構成要素
鳥の頭・羽・脚・尾を象った象形。
STROKE ORDER
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MEANINGS
長い尾を持つ鳥類の総称、神鳥。
とり、鳥類、自由・飛翔の象徴。
★天翔ける自由と吉祥を象徴する。単独では稀でも、構成要素として鳳・鶴・鴻など縁起字を支える基礎の一字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。