子平推命(しへいすいめい)は、中国宋代の徐子平(じょ しへい)に由来するとされる四柱推命の一流派です。徐子平の系譜を引く『淵海子平(えんかいしへい)』は四柱推命の代表的古典として知られ、現代日本の四柱推命の理論的源流とされます。本記事では子平派の歴史、四柱推命との関係、用神・喜神・忌神という独自の概念を、古典の範囲で中立的に紹介します。
徐子平と『淵海子平』
徐子平は中国五代から北宋初頭にかけて活動したとされる命理学者で、生年月日に「時」を加えた四柱(年柱・月柱・日柱・時柱)の干支から命式を作る現代的な四柱推命の体系を整理した人物とされます。
『淵海子平』は徐子平の理論を弟子や後継者が整理した命理学の代表的古典で、子平派四柱推命のテキストとして長く参照されてきました。日本の四柱推命書の多くがこの古典を直接または間接的に参考にしています。
用神・喜神・忌神
子平派の特徴の一つに「用神(ようじん)」「喜神(きじん)」「忌神(きじん/きしん)」という概念があります。命式の五行バランスを整えるために本人にとって最も助けとなる五行を用神、その用神を助ける五行を喜神、用神を傷つける五行を忌神とするのが一般的整理とされます。
用神の取り方は流派により細部が異なるとされ、扶抑用神(強弱で取る)・調候用神(季節で取る)・通関用神(対立する五行を仲介する)など複数の方法があるとされます。
- 用神命式の五行バランスを整えるために必要な五行。本人を助ける核となる星。
- 喜神用神を強める五行。用神が機能するための補助。
- 忌神用神を傷つける五行。注意すべき要素。
現代日本の四柱推命との関係
現代日本で「四柱推命」と呼ばれる占術の多くは、子平派の枠組みを引き継いだものとされます。流派により通変星の名称(食神・傷官・偏財・正財など)の解釈に細部の違いがあり、本サイトでは一般的に流通する整理を主に紹介しています。
なお算命学(高尾義政系)と子平派四柱推命は同じ干支暦を基礎としつつ、解読の言語体系が異なる兄弟体系と捉えるのが穏当です。

全世界の姓名判断や鑑定、占いを統合し、その英知を42年間学び続けた占い師。伝統的な熊崎式姓名判断に中国・韓国・台湾など東アジアの命名哲学、さらには西洋の数秘術までを横断的に研究。姓名判断大全の全記事を監修し、赤ちゃんの命名から改名・社名決定まで、実務的な指針の提供を使命としている。
