名前白書 2026
1971〜2025年・55年分の男女別 名前ランキングから読む、 日本の名づけの世代交代。
最終更新: 2026-07-03|編纂: 姓名判断大全 編集部(監修: 八久田 想以子)
1. 55年でわかった4つの事実(要約)
- 女児名の「〜子」読みの割合は1970年代の約82%から1990年代には約0%へと大きく変化したとみられる。
- 一文字の名前は2020年代に収録名の約66%を占め、簡潔な表記を好む傾向がうかがえる。
- 1位を連続で獲得した最長記録は、男児が「誠」の8年(1971–1978年)、女児が「愛」の8年(1983–1990年)。
- 令和(2019–2025(7年))では1位に立った名前が男児5種・女児4種にのぼり、上位の入れ替わりが速まっている。
※ 本白書の割合系の指標は、各年に収録された上位名(男児3〜7件・女児3件)を母数とした相対的な傾向の参考値です。 全出生に対する厳密な比率ではありません。数値の前提は「10. データと方法・出典」に記します。
2. 「〜子」読みの女児名は世代とともに退潮
女児の上位名のうち、読みが「こ」で終わる名前の割合は、1970年代には約82%を占めていましたが、 以降は世代を追うごとに減少し、近年はほとんど見られなくなっています。 「◯◯子」という命名慣習が、この半世紀で大きく後退したことを示す一例とみられます。
図1: 女児上位名のうち「〜こ」読みの割合(年代別・収録名の読みベース)
3. 一文字名の台頭
上位に入る名前のうち、漢字一文字の名前が占める割合は、長らく2〜3割前後で推移してきましたが、2020年代には 約66%まで高まりました。 「蓮」「凛」「翠」「碧」など、簡潔で凛とした一字名を好む傾向がうかがえます。
図2: 上位名に占める一文字名の割合(年代別・男女合算)
4. 読みの多様化(一名多読)
同じ表記でも複数の読み方を併記する名前が増えています。上位名 1 件あたりの読み数の平均は、1970年代の約1.2から、 近年は約1.67前後まで増加した年代もあり、 表記と読みの結びつきが多様化していることがうかがえます。
図3: 上位名 1 件あたりの読み数の平均(年代別)
※ 「読み数」は各名前に併記された読みの件数であり、いわゆる難読の程度を測るものではありません。 名づけの正解・不正解を示すものでもありません。
5. 1位の世代交代スピード
各時代で「1位」に立った名前の異なり数を比べると、上位の顔ぶれの入れ替わりが年々速まっている様子が読み取れます。
| 時代 | 期間 | 男児1位の種類 | 女児1位の種類 |
|---|---|---|---|
| 昭和(後期) | 1971–1988(18年) | 4 | 7 |
| 平成 | 1989–2018(30年) | 10 | 11 |
| 令和 | 2019–2025(7年) | 5 | 4 |
昭和後期は「誠」(男児・8年連続)や 「愛」(女児・8年連続)のように 同じ名前が長く1位を保った一方、令和では毎年のように1位が入れ替わっています。
6. 55年で最も上位に残った名前
1971〜2025年の間に、上位(各年の収録範囲)に登場した年数が多い名前です。 長く愛され続けた「定番」を示します。
- 1蓮16年
- 2翔太15年
- 3健太14年
- 4大輔13年
- 5大翔13年
- 6誠12年
- 7拓也10年
- 8翔9年
- 9陽翔9年
- 10大輝8年
- 1愛15年
- 2美咲15年
- 3陽菜11年
- 4裕子8年
- 5さくら8年
- 6陽子7年
- 7凛7年
- 8陽葵7年
- 9智子6年
- 10真由美6年
7. 年別1位一覧(1971–2025)
| 年 | 男児1位 | 女児1位 |
|---|---|---|
| 昭和46年(1971) | 誠 | 陽子 |
| 昭和47年(1972) | 誠 | 陽子 |
| 昭和48年(1973) | 誠 | 陽子 |
| 昭和49年(1974) | 誠 | 陽子 |
| 昭和50年(1975) | 誠 | 久美子 |
| 昭和51年(1976) | 誠 | 智子 |
| 昭和52年(1977) | 誠 | 智子 |
| 昭和53年(1978) | 誠 | 陽子 |
| 昭和54年(1979) | 大輔 | 智子 |
| 昭和55年(1980) | 大輔 | 絵美 |
| 昭和56年(1981) | 大輔 | 恵 |
| 昭和57年(1982) | 大輔 | 裕子 |
| 昭和58年(1983) | 大輔 | 愛 |
| 昭和59年(1984) | 大輔 | 愛 |
| 昭和60年(1985) | 大輔 | 愛 |
| 昭和61年(1986) | 大輔 | 愛 |
| 昭和62年(1987) | 達也 | 愛 |
| 昭和63年(1988) | 翔太 | 愛 |
| 平成1年(1989) | 翔太 | 愛 |
| 平成2年(1990) | 翔太 | 愛 |
| 平成3年(1991) | 翔太 | 美咲 |
| 平成4年(1992) | 拓也 | 美咲 |
| 平成5年(1993) | 翔太 | 美咲 |
| 平成6年(1994) | 健太 | 美咲 |
| 平成7年(1995) | 拓也 | 美咲 |
| 平成8年(1996) | 翔太 | 美咲 |
| 平成9年(1997) | 翔太 | 明日香 |
| 平成10年(1998) | 大輝 | 萌 |
| 平成11年(1999) | 大輝 | 未来 |
| 平成12年(2000) | 翔 | さくら |
| 平成13年(2001) | 大輝 | さくら |
| 平成14年(2002) | 駿 | 美咲 |
| 平成15年(2003) | 大輝 | 陽菜 |
| 平成16年(2004) | 蓮 | さくら |
| 平成17年(2005) | 翔 | 陽菜 |
| 平成18年(2006) | 陸 | 陽菜 |
| 平成19年(2007) | 大翔 | 葵 |
| 平成20年(2008) | 大翔 | 陽菜 |
| 平成21年(2009) | 大翔 | 陽菜 |
| 平成22年(2010) | 大翔 | さくら |
| 平成23年(2011) | 大翔 | 陽菜 |
| 平成24年(2012) | 蓮 | 結衣 |
| 平成25年(2013) | 悠真 | 結菜 |
| 平成26年(2014) | 蓮 | 陽菜 |
| 平成27年(2015) | 大翔 | 葵 |
| 平成28年(2016) | 大翔 | 葵 |
| 平成29年(2017) | 悠真 | 結菜 |
| 平成30年(2018) | 蓮 | 結月 |
| 令和1年(2019) | 蓮 | 凛 |
| 令和2年(2020) | 蒼 | 陽葵 |
| 令和3年(2021) | 蓮 | 紬 |
| 令和4年(2022) | 蒼 | 陽葵 |
| 令和5年(2023) | 碧 | 陽葵 |
| 令和6年(2024) | 陽翔 | 紬 |
| 令和7年(2025) | 湊 | 翠 |
8. 報道向け要約(プレスリリース)
【名前白書2026】1971〜2025年・55年分の名前ランキングから読む世代交代
姓名判断大全 編集部は、1971年から2025年までの男女別 名前ランキング(明治安田生命「生まれ年別の名前調査」を主要参考に当社編纂)を独自に集計し、世代ごとの名づけの傾向を「名前白書2026」として公開しました。
- ・女児名の「〜子」読みの割合は1970年代の約82%から1990年代には約0%へと大きく変化したとみられる。
- ・一文字の名前は2020年代に収録名の約66%を占め、簡潔な表記を好む傾向がうかがえる。
- ・1位を連続で獲得した最長記録は、男児が「誠」の8年(1971–1978年)、女児が「愛」の8年(1983–1990年)。
- ・令和(2019–2025(7年))では1位に立った名前が男児5種・女児4種にのぼり、上位の入れ替わりが速まっている。
姓名判断大全は、熊崎式五格剖象法を基軸に、説文解字・字統(白川静)・漢字源(藤堂明保)など字書の一次資料を引用した字源解説と名前の統計情報を提供する情報サイトです。占いを個人の主観ではなく出典に基づく統計的・体系的な情報として扱う方針を採っています。
本白書の図表・数値は、出典(明治安田生命「生まれ年別の名前調査」)と当サイト(姓名判断大全)を明記いただければ、報道・ブログ等で自由にご引用いただけます。
9. この白書を引用・共有する
この白書を引用・共有する
本白書の図表・数値は、出典(明治安田生命「生まれ年別の名前調査」)と当サイト(姓名判断大全)を明記いただければ、 記事・ブログ・レポートで自由にご引用いただけます。下記の引用ブロックをそのままお使いいただけます。
<blockquote>
<p>女児名の「〜子」読みの割合は1970年代の約82%から1990年代には約0%へと大きく変化したとみられる。</p>
<cite>出典: <a href="https://shindan.kosazukari.com/hakusho/2026" target="_blank" rel="noopener">名前白書 2026|姓名判断大全</a>
(明治安田生命「生まれ年別の名前調査」を主要参考に当サイトが独自集計)</cite>
</blockquote>10. データと方法・出典
データ範囲:1971〜2025年(55年分)の男女別 名前ランキング。 各年の収録は男児 3〜7 件・女児 3 件で、年により深さが異なります。
集計方法:割合系の指標(「〜こ」読み・一文字名・「〜と」読み)は、 その年に収録された上位名を母数とした相対的な傾向値です。全出生に対する厳密な比率ではありません。 読みの判定は各エントリーに登録された読み仮名の末尾文字に基づきます。
出典:明治安田生命「生まれ年別の名前調査」を主要参考に当社編纂。順位・名前は事実データの引用、図表・解釈・要約は当サイト独自の編纂によるものです。
参考URL: https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/year_men/
本白書は名づけや改名の結果を保証・断定するものではありません。名前に関する最終的な判断は、 ご本人・ご家族の意思を第一に行ってください。編集方針は 編集ポリシー、誤りのご指摘は 訂正のお願いで承ります。
姓名判断大全の監修者(筆名)。占いを個人の主観や霊感ではなく、出典に基づく統計的・体系的な情報として扱う立場から、熊崎式五格剖象法を基軸に、説文解字・字統(白川静)・漢字源(藤堂明保)など字書の一次資料を引用した字源解説と全記事の監修を担う。流派により解釈が分かれる点は断定せず明示し、最終的な決定権は常にご本人・ご家族にあるという方針を貫く。