易経・易占 用語集 114語
易経・易占の八卦・六十四卦・卦辞、占筮を理解するための基礎用語を整理。
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八卦 8語
天を象徴する純陽の卦。父・力・創造を司り、剛健で前進する力を示す。
沢(湖)を象徴する卦。少女・喜び・口を司り、潤いと和合の力を示す。
火・太陽を象徴する卦。中女・明知・美を司り、輝きと結合の力を示す。
雷を象徴する卦。長男・動・震撼を司り、奮い立たせる動きの力を示す。
風・木を象徴する卦。長女・入・順を司り、しなやかに浸透する力を示す。
水を象徴する卦。中男・険・陥を司り、困難の中を流れる水の力を示す。
山を象徴する卦。少男・止・蓄積を司り、動かず留まる山の力を示す。
地を象徴する純陰の卦。母・順・包容を司り、万物を育む大地の力を示す。
六十四卦 64語
六十四卦の第1。純陽剛健の極み。創造と帝王の象。盛運だが慢心を戒める。
六十四卦の第2。純陰柔順の極み。母なる大地の象。受容と忍従が運を開く。
第3卦。生み出しの苦難を象徴。創業の困難。協力者を得て進むべし。
第4卦。蒙昧・無知の象。学び・教育・啓蒙の時。素直に師を求めるべし。
第5卦。待つ象。焦らず時機を待つ。正しい忍耐が成功を呼ぶ。
第6卦。争訟の象。意見対立・紛争。中庸と妥協で和解を図るべし。
第7卦。軍・統率の象。組織を率いる時。正義と規律で勝利を得る。
第8卦。親しみの象。良き仲間と協力する時。誠意ある絆が運を開く。
第9卦。小さく蓄える象。今は控え目に。徐々に力を蓄える時期。
第10卦。礼を踏む象。慎重に正道を歩む。危険を礼で乗り越える時。
第11卦。陰陽和合の大吉卦。万事順調・繁栄の象。傲慢を戒めるべし。
第12卦。塞がれた象。停滞・閉塞期。耐え忍び道を求める時期。
第13卦。志を同じくする象。仲間との協力で大事を成し遂げる時。
第14卦。大いに有する象。大成功・財富の卦。謙虚さを保つべし。
第15卦。謙遜の象。六十四卦中もっとも吉。低姿勢が大成功を呼ぶ。
第16卦。喜び・予備の象。楽観と準備が吉。油断は禁物の時期。
第17卦。随う象。時流・賢者に従う時。柔順さが道を開く。
第18卦。蠱(腐敗)の象。立て直しの時。古い問題を改革する時期。
第19卦。臨む象。発展期の到来。誠意で人と向き合えば道が開ける。
第20卦。観る象。観察と内省の時。性急に動かず大局を見極めよ。
第21卦。噛み砕く象。障害を断ち切る時。決断と実行が必要な時期。
第22卦。飾る象。美と装飾の時。表面の整えが運を引き寄せる。
第23卦。剥がれ落ちる象。衰退期。守りに徹し変化を待つべし。
第24卦。復活の象。陽気が戻り再起の時。一陽来復、好転の兆し。
第25卦。妄り無き象。自然のままに正道を行く時。作為は凶。
第26卦。大いに蓄える象。学問・徳・財を蓄積する時。大きな飛躍に備える。
第27卦。養いの象。心身を養う時。発言と食生活に注意すべし。
第28卦。大いに過ぎる象。重荷を負う時。無理は禁物、減らす勇気を。
第29卦。重なる険難の象。困難多き時期。誠を貫けば突破口あり。
第30卦。光輝く象。文明・知性が栄える時。柔順と協調が成功を呼ぶ。
第31卦。感じ合う象。男女の縁・恋愛成就。誠意ある感応が吉を招く。
第32卦。恒常の象。変わらぬ営み・夫婦・継続の時。長く続けるが吉。
第33卦。退き隠れる象。引退・撤退の時。勇気ある引き際が吉。
第34卦。大いに壮んな象。勢い盛んな時。礼を守れば大成功。
第35卦。進む象。日が昇るような上昇運。昇進・栄達の好機。
第36卦。明知が傷つく象。才能を隠し雌伏する時。志を内に秘めよ。
第37卦。家庭の象。家を整える時。家庭の和合が運の根を支える。
第38卦。背き合う象。意見の相違・別離の時。小事に専念すべし。
第39卦。歩み難い象。困難の中にある時。賢者の助言を求めるべし。
第40卦。解き放つ象。困難解消の時。雪解けのように運が開ける。
第41卦。損する象。損して得を取る時。下を厚くすれば後の福となる。
第42卦。益する象。利益増大の時。施しが巡って大きな恵みとなる。
第43卦。決する象。決断・決裂の時。情ではなく道理で判断すべし。
第44卦。出会いの象。意外な邂逅。誘惑にも注意が必要な時期。
第45卦。集う象。人が集まり繁栄する時。リーダーシップが鍵となる。
第46卦。昇る象。地中の芽が伸びる発展期。順調な上昇運の時。
第47卦。困窮の象。困難・閉塞の時。言葉より行動で乗り越えよ。
第48卦。井戸の象。供給源としての役割。古き良きものを清めるべし。
第49卦。革(改革)の象。古きを革新する時。大胆な変革が運を開く。
第50卦。鼎の象。新たな体制の樹立。三本足の安定が成功を呼ぶ。
第51卦。震動の象。突発・驚きの時。恐れず動じなければ吉。
第52卦。止まる象。動かず守る時。山のように動じぬ姿勢が吉。
第53卦。漸進の象。徐々に進む時。順序を踏めば必ず成就する。
第54卦。帰妹(婚姻)の象。本筋外の縁。情に流されると禍を招く。
第55卦。豊かさの極み。繁栄の頂点。栄光は短し、慢心を戒めよ。
第56卦。旅の象。流浪・出張の時。慎みと礼節が安全をもたらす。
第57卦。風に従う象。柔順に従い浸透する時。低姿勢が成果を生む。
第58卦。喜び・悦楽の象。和合と楽しみの時。言葉と社交が運を開く。
第59卦。散る象。分散・転換の時。停滞を打破し再構築すべし。
第60卦。節度の象。節制・節約の時。過不足なきが成功の道。
第61卦。誠の象。真心が通じる時。信頼関係が大事を成し遂げる。
第62卦。小しく過ぎる象。控え目が吉。野心を抑え小事に徹すべし。
第63卦。既に済む象。完成の卦。気を緩めず終始を保つべし。
第64卦。未だ済まずの象。最後の関門。慎重に渡れば成功あり。
基本概念 4語
占断 7語
占いで最初に得られる卦。現在の状況・問いの本質を象徴する卦。
本卦の変爻によって変化した先の卦。未来や結果の方向性を示す卦。
本卦の二爻〜五爻から作る内卦。事象の中間的な状況や心理を読む。
本卦を上下逆転させて得る卦。相手側・反対側の視点を示す卦。
本卦の陰陽をすべて反転させた卦。裏面・隠された側面を示す卦。
本卦から之卦へと変化する爻。判断の核となる重要な爻。
卦と爻に付された解説文。卦辞・爻辞・彖伝・象伝など多層に渡る。
古典 2語
占法 2語
概念 9語
心の中の誠・真心を表す語。卦名にも用いられ、誠が天地に通じることを示す。
易における理想的人間像。徳を備え時宜を知り、道を貫く人を指す。
君子の対。私欲に流され道を見失う人。易は小人を戒め君子を勧める。
易の最も尊ぶ徳。中庸を保ち正道を歩むこと。爻位の重要な評価軸。
上下二爻が陰陽相応じる関係。協力者の存在や人間関係の良さを示す。
隣り合う二爻の関係。近しい間柄や直接的な影響関係を示す易の用語。
陽爻が奇数位、陰爻が偶数位にある状態。位を得て力を発揮できる象。
陽爻が偶数位、陰爻が奇数位にある状態。位を失い不利な状況を示す。
天が個人に与えた使命。占いを通じて見出すべき、自分が果たすべき役割と方向性。
古典構成 4語
爻位 14語
卦の最下段にある陽爻。物事の始まりの段階で力を秘めて潜む龍のような時。
下から二番目の陽爻。臣下や中堅の位置で、中の徳を保ち実力が現れ始める段階。
下から三番目の陽爻。下卦の頂点で危うい位置。励みつつ慎む努力が求められる。
下から四番目の陽爻。上卦の入口で迷いの位置。進退の判断が運命を分ける。
下から五番目の陽爻。君主の位で最も尊い位置。中正を得て天下を治める飛龍。
卦の最上段にある陽爻。極限に達した位置で、驕れば後悔を招きやすい亢龍の段階。
卦の最下段にある陰爻。柔らかな始まりで、慎重に基盤を築く段階。
下から二番目の陰爻。中の徳を持つ柔順な位置で、受容と献身が吉を呼ぶ。
下から三番目の陰爻。下卦の頂で柔弱が剛位に乗る不安定な位置。
下から四番目の陰爻。上卦の入口で柔順に従う位置。慎重と忠誠が要となる段階。
下から五番目の陰爻。柔徳の君主で、賢臣を頼り謙虚に治める段階。
卦の最上段にある陰爻。極まった陰の位置で、衰えと終わり、転換の兆しを示す。
乾為天のみに付された特別な辞。全爻が陽から陰へ変じる時の使い方を示す。
坤為地のみに付された特別な辞。全爻が陰から陽へ変じる時の使い方を示す。