五格剖象法とは|天格・人格・地格・外格・総格の出し方と意味
最終更新: 2026-05-18 | 執筆・編集: 姓名判断大全 編集部
五格剖象法(ごかくぼうしょうほう)は、姓名を「天格・人格・地格・外格・総格」の 5 つに分けて評価する、現代日本の姓名判断の中核的手法です。1929 年(昭和 4 年)に熊崎健翁(くまさき・けんおう、1881-1962)が著書『姓名の神秘』(実業之日本社)で体系化しました。
本記事は姓名判断とは(完全ガイド)の派生記事として、五格それぞれの出し方と伝統的解釈、および流派ごとの差異を整理します。
1. 五格の概要
| 格 | 算出方法 | 伝統的意味(流派により差あり) |
|---|---|---|
| 天格 | 姓の全画数 | 家系の運勢。本人の運には直接影響しないとされる |
| 人格 | 姓の最後 + 名の最初 | 性格・主要運(30〜50 代)。最重要視される |
| 地格 | 名の全画数 | 幼少〜青年期(0〜25 歳)の運勢・基礎 |
| 外格 | 総格 − 人格 (+霊数 1 を加える流派あり) | 対人運・家庭外での評価 |
| 総格 | 姓名全部の画数 | 晩年運(50 歳以降)・生涯運 |
2. 具体例:山田太郎の場合
姓「山田」、名「太郎」の例で五格を計算します(旧字体準拠)。
- 山 (3 画) + 田 (5 画) = 天格 8
- 田 (5 画) + 太 (4 画) = 人格 9
- 太 (4 画) + 郎 (9 画) = 地格 13
- 山 (3) + 郎 (9) = 外格 12(霊数なしの場合)
- 山田太郎 全画数 = 3+5+4+9 = 総格 21
熊崎式の伝統的解釈では、21 画(総格)は「頭領運・独立成功」とされ吉数の一つです。一方 9 画(人格)は「大才の挫折」とされ、流派によっては警戒数とされます。
3. 霊数の扱い(流派差)
一字姓または一字名の場合、計算が偏ることを避けるため霊数 1を加える流派があります。例えば「林修」(一字姓・一字名)の外格を「総格 − 人格 + 1」と算出するなど。
熊崎式・五聖閣系は霊数を採用する流派が多いとされる一方、桑野式は独自の内画法を用いるため霊数を使わない流派もあります。当サイトでは両方の数え方を併記表示します。
4. 五格と三才の関係
五格のうち天格・人格・地格の 3 つの一の位を五行(木火土金水)に対応させ、相生相剋の流れを読むのが三才の配置です。五格が個別の運勢を表すのに対し、三才は運勢の「流れ・調和」を見ます。詳しくは姓名判断とは(ハブページ §3)を参照してください。
5. 学術的位置づけ
五格剖象法を含む姓名判断は、岡田誠「熊崎式姓名判断の源流」(『人体科学』32(1), 2023, J-Stage:DOI 10.20788/jmbs.32.1_34)において、先天/後天運の不正確、言霊の無自覚継承、古神道・十干の混同、易・陰陽・四柱への理解不足、統計的根拠の欠如、の 5 点が論じられています。E-E-A-T 視点では、解釈の一つとして提示し、断定を避けることが求められます。
関連ページ
- 姓名判断とは(完全ガイド) — 歴史・流派・批判的視点まで網羅した本ページの親記事
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- 正しさ憲章 — 流派明記・出典・断定回避の運用
- 流派・系譜 — 熊崎式・桑野式ほかの系譜
- 参考文献 — 古典原典・学術論文の完全リスト
参考文献
- 熊崎健翁『姓名の神秘』(1929, 実業之日本社)。NDL Digital で熊崎式姓名学 (1933) 公開
- 岡田誠「熊崎式姓名判断の源流」『人体科学』32(1), 2023, J-Stage:DOI 10.20788/jmbs.32.1_34
- 五聖閣公式『熊﨑式姓名学』解説:goseikaku.com
- Wikipedia「姓名判断」(日本語版):ja.wikipedia.org
完全な参考文献リストはハブページの §11または参考文献ページにて公開しています。
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