◆ 元の意味(古代)
二人が並び立つ
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KANJI ETYMOLOGY
hei
画数
8画
成り立ち
会意
部首
一(いち)
分類
常用漢字
旧字「竝」は二人並び立つ形、調和と連帯の象徴。
ORIGIN
「並」の旧字「竝」は甲骨文・金文において「立」を二つ横に並べた会意字で、二人が並び立つ姿から「ならぶ・ならべる」の意を生む。『説文解字』は「竝、併也。从二立」と簡明に二立の併合と説く。白川静『字統』も二人立つ形と解し、儀礼や祭祀において並列して立つ者を象ると論じる。藤堂明保『漢字源』は「並」を声符とする「普」「譜」「碰」など「広く一様に並ぶ」共通義の語族を立てる。略字「並」は篆書「竝」の上部「立立」を縦に変形した俗字で、近世以降一般化し戦後の当用漢字表で正式採用された。諸橋轍次『大漢和』は「竝」「並」両字の関係を整理し、和語「なみ」「ならぶ」訓の歴史的用例を多数収める。落合淳思は二人並立の象形会意であることを甲骨文から確認し、「立」の重複表記が早期から安定して用いられていたことを示す。
構成要素
旧字「竝」(立+立)の略体
STROKE ORDER
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MEANINGS
二人が並び立つ
ならぶ、ならべる、なみ、ならびに
他者と並び立ち、調和と連帯を大切にする心優しい人にとの願い。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。