◆ 元の意味(古代)
人が地上に両足で立つ姿
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KANJI ETYMOLOGY
ritsu
画数
5画
成り立ち
象形
部首
たつ
分類
常用漢字
人が大地の上に両足で立つ姿を象り、自立・確立・志を立てることを表す気高い字。
ORIGIN
「立」は人が大地の上に両足を踏みしめて直立する姿を象った象形文字である。甲骨文・金文では、上部に人の正面像、下部に地を示す一本の横線が描かれ、人体が地に足を着けて立つ全体像が一字にまとめられている。許慎『説文解字』立部に「立は住むなり。大の一の上に在るに従ふ」とあり、大(人の正面形)が地(一)の上にあるとする会意的解釈を示すが、字源としては象形と見るのが現代の通説である。白川静『字統』は、立は人が地上に直立する姿そのものであり、儀礼の場における起立、誓約の姿勢、官位への就任などの意を含む字とし、社会的・倫理的な「立つ」の語感が古代から強く付随していたと説く。藤堂明保『漢字源』は、立を「位」「粒」「笠」など多数の派生字を生み出した基幹字とし、「ある場所に固定して立つ」「定まる」という意味核から、「立法」「立論」「成立」「確立」など抽象的・社会的な「成り立つ」「定まる」へと意味を拡張したと述べる。儒教では「三十にして立つ」(『論語』為政篇)の語が示すように、自我と志の確立を象徴する重要な徳目語であり、日本でも志を立てる意の「立志」「立身」など、人生の節目を表す語として尊ばれてきた。命名では「立つ」「自立」「志を立てる」の象徴として古来から用いられ、男児の力強さ、女児の凛とした姿勢を表す美字。
構成要素
人+地(象形)
STROKE ORDER
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MEANINGS
人が地上に両足で立つ姿
たつ、たてる、立つ、立てる、確立、自立
★自立、確立、志を立てる、堂々たる姿。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。