◆ 元の意味(古代)
神命を承ける儀礼、命令、清く美しい
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KANJI ETYMOLOGY
rei
画数
5画
成り立ち
形声
部首
人(ひとがしら)
分類
常用漢字
冠を戴き跪く人の象形。神意・君命を承る厳粛な姿から「命令」「めでたい」の意を生んだ。令和の元号字。
ORIGIN
『説文解字』卩部に「令、發號也。从亼卩」とあり、口を集めて命を発する形と解する。甲骨文・金文の字形は明確に異なり、上部「亼」は冠(あるいは儀礼的頭飾)を、下部「卩」は跪坐する人を象る。白川静『字統』は、神意を承けて跪く神官の姿で、神託・命令を受ける儀礼の象形と説く。落合淳思『甲骨文字辞典』は、殷代甲骨文において「令」は王が臣下に命じる意で頻出し、「命」と通用したとする。『詩経』大雅「假樂」の「宜民宜人、受祿于天、保右命之、自天申之」の「令」字は「善・美」の意で、跪いて命を承る姿の荘厳さから派生した尊称義である。藤堂明保『漢字源』は *liĕŋ を再構し「清らかに澄んだ」核義を立て、「冷」「鈴」「零」と同系とする。諸橋『大漢和』は「いひつけ・しむ・よし・うるはし・かみ(長官)」を挙げる。令息・令嬢の用法、令和(万葉集梅花歌序「初春令月、気淑風和」)など慶祝の含意は深い。
構成要素
亼(冠・集まる) + 卩(跪く人)
STROKE ORDER
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MEANINGS
神命を承ける儀礼、命令、清く美しい
命令、よい、立派な、長官
★凛として品格ある人に。万葉集「初春令月」に通じる清らかさと、人を導く器量。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。