◆ 元の意味(古代)
戈で人の首を斬る、敵を討つ
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KANJI ETYMOLOGY
batsu
画数
6画
成り立ち
会意
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
人の首に戈をあてがう形から「うつ・きる」を表す会意文字。
ORIGIN
『説文解字』巻八に「伐、撃つなり。人を持ちて戈を持つ。一に曰く、敗なり」とあり、人と戈を組み合わせて敵を討つ意を示す。甲骨文では戈の刃が人の首にかかる形を象り、戦争・征伐の本義を明確に表す。白川静『字統』は、伐が首を斬る儀礼を含み、「征伐」「夸る(誇る)」の両義を持つと指摘する。金文の毛公鼎などには「伐殷」と用いられ、王の親征を記す。藤堂明保『漢字源』は「バツ=ばっさり切る」の擬声と関連付け、討伐・採伐へ展開すると述べる。落合淳思『甲骨文字辞典』は、殷王が方国を伐つ卜辞を多数挙げ、伐が軍事用語として極めて古いと論じる。『大漢和辞典』は『詩経』の「伐木丁丁」を引き、樹木を斬る用法が周代に既に成立していたと整理し、原義の「敵を斬る」から「木を切る・誇る」へ広がった経緯を示す。
構成要素
亻(人) + 戈
STROKE ORDER
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MEANINGS
戈で人の首を斬る、敵を討つ
きる、うつ、攻める、誇る
★邪を断ち切る決断力と勇気。困難を切り拓いて前進する強さと正義感を願う。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。