◆ 元の意味(古代)
人に命じて事を執行させる
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KANJI ETYMOLOGY
shi
画数
8画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
人を派遣して使命を果たさせる。命を奉じる職分の字。
ORIGIN
「使」は形声文字で、人偏「亻」と音符「吏(リ)」から成る。『説文解字』巻八に「使、令也。从人吏聲」とあり、人に命じて事を執り行わせる意である。音符「吏」は手に祭事用の祝禱の器を持つ形で、神事や政務を司る役人を表す。『字統』(白川静)は「吏は史と同源で、神聖な職務を執行する者。使は人偏を加えて、命を奉じて派遣される使者をいう」と解説する。『漢字源』(藤堂明保)は「吏は職務に勤める意。使は人を職務につかせる、また使命を持って遣わすこと」とし、『大漢和』は「つかう、つかい、しめる、もちいる、おもむく、命令」を挙げる。落合淳思は「金文の使字は「吏」と通用し、戦国期に分化が進んだ」と指摘する。古代中国では「使者」「使節」は外交の要職であり、命を奉じて他国に赴く者を指す。『論語』「使於四方、不辱君命」(命を君から受け四方に使いし、君命を辱めず)が知られる。日本でも「天使」「使命」「大使」など、神聖な任務や役割の意で用いられ、人名では「使命感を持つ人」「人を活かす人」への願いを込める。
構成要素
亻(人) + 吏(役務を執る人)
STROKE ORDER
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MEANINGS
人に命じて事を執行させる
つかう、もちいる、つかい、使命、命令する
★己の使命を自覚し、与えられた役割を全うする人に。人と物を活かして用いる賢明な判断力と、命を奉じる誠実さを願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。