◆ 元の意味(古代)
大人が幼子を背負い育み守る。
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KANJI ETYMOLOGY
ho
画数
9画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
大人が幼子を背に負い守る象。命と平安を護り保ち続ける根本字。
ORIGIN
『説文解字』人部に「保は養なり。人に从ひ𤓽(ふ)省声。古文は呆の如し」とあり、人が子を抱き育てる会意字とする。白川静『字統』は甲骨文・金文の「保」を、人が背に幼子を負い両手で支える明瞭な象形とし、保育・養育を本義とすると説く。古文「呆」は子を背負う形の単独字で、後に人偏を重ねて「保」となった。藤堂明保『漢字源』は「保」を「葆」「褒」と同系の語源とし、しっかりと包み守る語感を共有するとする。諸橋『大漢和辞典』は「たもつ、やすんずる、やしなう、もり、うけあう」の諸義を掲げる。『書経』召誥に「天の威を保つ」、『詩経』大雅に「保佑命之」とあり、王者の責務として民と国を保つ思想が古来説かれた。落合淳思は西周金文の「太保」が天子を補佐する三公の一であった例を引き、政治倫理の中核語と論ずる。日本では奈良時代から人名・地名に多用され、「保元・保延」など年号にも頻出する瑞祥字。
構成要素
亻(人) + 呆 + 子
STROKE ORDER
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MEANINGS
大人が幼子を背負い育み守る。
たもつ、やしなう、まもる、安らかにする。
★命と平安を守り、人々の暮らしと未来を確かに保ち続ける慈愛の人へ。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。