◆ 元の意味(古代)
人の足が前に進み出る。さき。
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KANJI ETYMOLOGY
sen
画数
6画
成り立ち
会意
部首
儿(ひとあし)
分類
常用漢字
之(足)+儿(人)で「人の足が他より前に進み出る」。先頭・先導を象徴。
ORIGIN
『説文解字』儿部に「先は前進なり。儿に従ひ之に従ふ」とあり、会意で「之(あし=進む)」と「儿(人の足)」から成る。落合淳思『甲骨文字辞典』は、甲骨文の先が「足の上に足を重ねた形」で、人の足が前方へ踏み出すさまを描き、本義は「他より先に進む」と分析する。『字統』白川静は、之を進む足と解し、先を「人が足を前に出して先んじる」ことと説き、転じて時間・空間・序列いずれにおいても「前・さき」を表すに至ったとする。『漢字源』藤堂明保は、先と後の対概念を強調し、先導・先駆・先祖・先生など「前に立って導く者」への敬意が込められた熟語を多数挙げる。『大漢和辞典』諸橋轍次は、先帝・先賢・先哲など、亡き目上を敬う用法も含めて整理する。日本では「先んじて道を切り拓く」「先見の明」を象徴する積極的縁起字として、男児名・社名・地名に頻用され、現代でも人気の名乗字である。
構成要素
之(あし・進む) + 儿(人の足)
STROKE ORDER
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MEANINGS
人の足が前に進み出る。さき。
先。前。先頭。先んじる。以前。
★時代の先頭に立つ人、先見の明と進取の気性、人を導くリーダーシップへの願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。