◆ 元の意味(古代)
両手で斧を持つ、武器、戦士
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KANJI ETYMOLOGY
hei
画数
7画
成り立ち
会意
部首
八(はちがしら)
分類
常用漢字
「兵」は両手で斧を構える形を象り、武器を持つ強き戦士を表す。
ORIGIN
説文解字に「兵は械なり。廾に従い斤を持つ」とあり、両手(廾)で斧(斤)を持つ形を会意して、武器および兵士の意とする。藤堂明保『漢字源』は、上部の「斤」が刃の鋭い斧、下部の「廾」が両手で、武器を構える戦士の姿を描いたとする。白川静『字統』は、もとは武器そのものを指したが、後に武器を持つ人(兵士)、さらに軍隊全体を指す語へと意味が拡張したと説く。諸橋轍次『大漢和辞典』は「兵器」「兵法」「兵士」など、軍事に関わる広範な用例を挙げる。落合淳思は、甲骨文の「兵」は両手で斧鉞を構える明瞭な象形会意で、商周期の武人階級を象徴する字であったと指摘する。日本でも『孫子』『兵法書』が広く読まれ、「兵」は強さと知略を兼ね備えた戦士の象徴として名づけに使われる。
構成要素
斤(斧)+廾(両手)
STROKE ORDER
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MEANINGS
両手で斧を持つ、武器、戦士
つわもの、兵士、軍隊、武器
強い意志と知略で困難に立ち向かう勇気ある人へ
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。