◆ 元の意味(古代)
田に密に文字や作物を刻みつける、あまねく行き渡る
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KANJI ETYMOLOGY
shuu
画数
8画
成り立ち
象形
部首
口(くち)
分類
常用漢字
田の区画に文字や紋様を刻んだ形を象形。すみずみまで行き渡る、まわりの意。
ORIGIN
『説文解字』口部に「周、密なり。用口に従う」とあり、許慎は隅々まで密に行き渡る意と説くが、字源解釈は後世のもの。白川静『字統』では、甲骨文の周は田に細かな点を刻んだ形で、田面に作物や紋様が密にあふれる様を表すとし、そこから「あまねし(満ちわたる)」の意が生じ、後に古代王朝「周」の名となったと説く。『漢字源』は「シュウ」音が「綢(密にまつわる)」「稠(こい)」と通じ、密集して廻りを覆う意を本義とする。落合淳思『漢字の成り立ち』では、甲骨文では本来「彫(きざむ)」の初文で、田に文字を刻む行為を示し、そこから一帯にあまねく及ぶ意へ拡張したと解説する。『大漢和辞典』は周代(BC1046頃-BC256)の王朝名としての用例、および「周到」「周辺」など現代語まで一貫した広く・あまねくの語感を記録する。
構成要素
田に点(刻みの紋様)を加えた象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
田に密に文字や作物を刻みつける、あまねく行き渡る
まわり、めぐる、あまねく、周代
気配りができ、人や物事に広く心を配る人を願う字
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。