◆ 元の意味(古代)
古代の成年男子、儀仗を持つ者
読み込み中...
KANJI ETYMOLOGY
shi
画数
3画
成り立ち
象形
部首
士(さむらい)
分類
常用漢字
古代男子の身分を示す象形。志高き男児を象徴する人気字。
ORIGIN
『説文解字』に「士は事なり。一に従い十に従う。事を推して一に合する者を士と為す」とあり、十(多くの事)を一(根本)にまとめる男子=学識ある成人男性を意味する。『字統』では「士」を斧鉞(おののこと)の象形とし、古代中国で成年男子が儀礼に用いた儀仗の斧の形に由来するとする。男子が成人する儀式「冠礼」を経て武器を帯びる資格を持つ者を「士」と呼んだ。『漢字源』も象形で、まっすぐ立つ斧の形から「立派な男子・武士・学者」を表すとする。日本では武士・学士・博士など、志を持つ者の称号として広く用いられ、男児名末尾字の代表格となる。
構成要素
斧鉞の象形(まっすぐ立つ斧)
STROKE ORDER
▶ 再生で一画ずつ確認できます
書き順データを読み込み中…
MEANINGS
古代の成年男子、儀仗を持つ者
さむらい、立派な男子、専門家
★志高く凛と立つ男児の象徴、武士道精神と知性を併せ持つ人物像。男児名末尾字「〜士」で絶大な人気。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。