◆ 元の意味(古代)
篝火を囲んで同僚が集う館、共同の役所
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KANJI ETYMOLOGY
ryou
画数
15画
成り立ち
形声
部首
宀(うかんむり)
分類
常用漢字
宀に尞を組み合わせ、灯火に照らされた共同の館を意味する。仲間と志を共にする居所を表す字。
ORIGIN
『説文解字』には正字としての立項が薄いが、宀部に「寮は小窻なり」と注し、また「官寮」の意で用いると伝える。古くは「尞」が単独で「かがり火」を意味する形声字(火+尞声)で、これに宀(屋根)を加えて「火を焚く屋」「夜なお人の集う館」を示したのが寮の成り立ちである。白川静『字統』は、尞を木を組んで燃やす燎祭の形とし、宗族・同僚が篝火を囲んで会する場を寮と呼んだと述べ、本義を「同僚の居所」と説く。これが転じて、官人が共に勤める役所の意となり、『書経』に「百寮師師」とあるように、官僚機構を構成する役職の総称として用いられた。藤堂明保『漢字源』は「ひとつ所に集まる」を核義とし、僚・遼・燎と同系で、火・人・建物が一所に集う情景を共有すると整理する。日本では奈良令制で大宰府や典薬寮など中央・地方の役所名に用いられ、近代以降は学校・会社の共同宿舎を指す語として定着した。同志が一つ屋根の下で志を磨く意は、古今を貫く寮の徳である。
構成要素
宀(屋根)+尞(音符・かがり火)
STROKE ORDER
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MEANINGS
篝火を囲んで同僚が集う館、共同の役所
つかさ、官庁、共同の寄宿舎、仲間とともにある場所
仲間と志を共にし、温かな絆の中で互いを高め合う人柄を象徴する。協調性と公共心を備えた誠実な印象を与える。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。