◆ 元の意味(古代)
屋内で身を清めて横たえ眠る
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KANJI ETYMOLOGY
shin
画数
13画
成り立ち
形声
部首
宀(うかんむり)
分類
常用漢字
屋内で身を横たえ穏やかに眠る象、安息と居住の品格を宿す字。
ORIGIN
『説文解字』巻七下に旧字「寢」が「臥するなり。宀に従ひ㑴聲」と収められ、形声字として宀を意符、㑴(シン)を音符とする。㑴は人が箒を持ち身を清める形で、夜の祓い清めから就寝に至る一連の作法を表すと白川静『字統』は説く。すなわち屋内で清めて身を横たえる祭祀的な安息こそ本義であった。藤堂明保『漢字源』は形声字として「S音+静まる」の語感を持つ単語家族とし、浸・侵などとも語根を共有して「内に深く入り込む」意を一貫して備えるとした。原義は寝ることに加え、天子・諸侯の起居する正殿をも指し、『礼記』『周礼』に「路寝」「燕寝」など宮室名が頻出する。寝廟(しんびょう)は祖霊を祀る寝殿で、生者の住まいと祖霊の祀る場が同一視された古代信仰を伝える。後に「やめる・とどめる」の意も派生し、計画が中止になることを「寝」と表す。日本では『源氏物語』『枕草子』に「寝殿造」が登場し、貴族邸宅の中心建築を意味した。名前に用いると、心身穏やかに憩う安らぎ、家族と共にある温もり、祖霊を敬う格式を象徴する。使用例は限られるが、安寧を願う深い意を持つ字。
構成要素
宀(家)+㑴(身を清める人・音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
屋内で身を清めて横たえ眠る
ねる、ねむる、いこう、御殿
安寧と家族の温もりを宿す字
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。