◆ 元の意味(古代)
器の中身が燃え尽き空になる、最後まで及ぶ
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KANJI ETYMOLOGY
jin
画数
6画
成り立ち
会意
部首
尸(しかばね)
分類
常用漢字
器を空にするまで尽くす。誠実と献身の字
ORIGIN
尽は「盡」の新字体・略字。『説文解字』皿部に「盡は器中の空きるなり。皿に従ひ㶳に声す」とある。許慎は会意兼形声とし、皿(器)と㶳(火が燃え尽きた燼の象)から成り、「器の中身が燃え尽き、すっかり空になる」を原義としたと説く。白川静『字統』は、字形を手に火箸を持って炉中の灰をかきならす形と解し、火が燃え終わって灰のみとなる「終わり・尽きる」を本義とする。そこから「物事を最後までやり抜く・余すところなく行う」意が派生し、「尽力・尽忠・無尽蔵」など献身と全力の意で広く用いられた。藤堂明保『漢字源』は、語族「ジン・シン=終わりまで及ぶ・行き渡る」に属するとし、燼(もえつき)・侭(思いのまま尽くす)などと同系で、「最後の一点まで完了する」を中核義とする。古典では『論語』に「盡善盡美」(善を尽くし美を尽くす)とあり、最高の徳・美の境地を示す語として用いられた。日本では「尽くす」と訓じ、誠意をもって全力を傾ける人柄を表す字として、人名にも好まれる。
構成要素
聿(手に箸を持つ)+灬(火)+皿(器)の会意
STROKE ORDER
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MEANINGS
器の中身が燃え尽き空になる、最後まで及ぶ
つくす、すべて、終わる、ことごとく
誠実に尽くす献身、責任感と完遂力
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。