◆ 元の意味(古代)
田と田が向かい合って相当する
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KANJI ETYMOLOGY
to
画数
6画
成り立ち
形声
部首
小(しょう)
分類
常用漢字
田に向き合う、ふさわしく当たる時宜の字。
ORIGIN
旧字は「當」と書き、『説文解字』に「當は田相值するなり、田に从ひ尚聲」とある。田を意符、尚を音符とする形声字で、原義は「田と田が向かい合って相当する」、すなわち土地の境界が均等に対応している状態を指した。白川静『字統』は、尚が高く掲げられた窓から立ちのぼる気の象形であり、上方に向かって対するという意義を含み、これに田を加えて「向かい合いふさわしく対応する」意を成したと解する。藤堂明保『漢字源』は、尚の音「ショウ・トウ」が「堂(向かい合う建物)」「擋(さえぎる)」と通じ、正面から対峙して受け止める共通の語感を持つと指摘する。「当」の意義は極めて多岐に展開し、(一)あたる・的中する、(二)相当する・ふさわしい、(三)まさに〜すべし、(四)担当する・引き受ける、(五)その時、その場所、と広範に及ぶ。いずれも「向かい合って正しく対応する」原義から派生したものである。「正当」「当然」「妥当」「担当」など、現代日本語の極めて重要な熟語の中核を担う字である。新字体「当」は、尚の上部を「⺌(小)」に簡略化し、下の田と一を組み合わせた形となっている。名前に用いる場合、その時々にふさわしく的確に対応する判断力、責任を引き受ける主体性、時宜を得た幸運といった、現実的かつ前向きな印象を担う。「正当」「適当」など適切性を象徴する字として、男女問わず命名に用いられる。
構成要素
小(尚の省略)+ヨ(田の変形)、旧字は田+尚
STROKE ORDER
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MEANINGS
田と田が向かい合って相当する
あたる、ふさわしい、まさに、担当する
時宜を得る・的確な判断力・適材適所
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。