◆ 元の意味(古代)
鋸歯ある鉞の象形、後に一人称代名詞に借用
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KANJI ETYMOLOGY
ga
画数
7画
成り立ち
象形
部首
戈(ほこ)
分類
常用漢字
鋸歯ある鉞を掲げて自らを立てる、自我と主体の文字
ORIGIN
『説文解字』我部に「我は己を施すなり。或は古文殳より説いて、一身に人を兼ねる」とあるが、これは後世の哲学的解釈で字源としては不正確である。『字統』(白川静、1984)は甲骨文・金文の字形を精査し、「我」は刃に鋸歯(きょし)状のぎざぎざをもつ儀礼用の鉞(まさかり)を象った象形文字であると考証した。すなわち「戈」と同系の武器象形であり、本来は神聖な祭器・刑具の名であった。『漢字源』(藤堂明保、1988)はNGAの音系列に「ぎざぎざと角ばる」核義を認め、武器の名から「角々と立つ」「自分を立てる」へと意味が転じて自称代名詞に借用されたと説く。一人称「われ」の用法は殷・周の青銅器銘文にすでに見え、王侯が自らを「我」と称した例が多い。『詩経』『論語』『孟子』ではすでに「自分」「自我」の意で定着し、「我思う、故に我あり」のような近代哲学訳語にも転用された。日本でも『万葉集』以来「われ」「わ」と訓み、和歌では「我が君」「我が宿」と自他の境を示す要となる語である。命名では自我の確立、揺るがぬ主体性、独立心を象徴する。
構成要素
鋸歯ある鉞の象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
鋸歯ある鉞の象形、後に一人称代名詞に借用
われ、わたし、自分、自我
確固たる自己を持ち、主体的に道を切り拓く強さ
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。