◆ 元の意味(古代)
手のひらで打つ、たたく
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KANJI ETYMOLOGY
haku
画数
8画
成り立ち
形声
部首
扌(てへん)
分類
常用漢字
白(ハク)を声符とし、手のひらで軽く打つ動作を示す。音楽の拍子の意もここから派生した。
ORIGIN
『說文解字』手部に「拍は拊なり。手に从ひ白聲」と記される。許慎は「拊(フ)」と互訓し、手のひらでぱんと軽く叩く動作を本義とした。藤堂明保『漢字源』は声系 pak に属させ、「ぱくぱくと軽く当てる」「平面同士が触れ合う」音象を共有する語群(拍・迫・伯・帛など)の中心字と位置づける。白川静『字統』は「白」を白骨・白頭の象形と解する一方、声符としては明るい音響の象徴として捉え、手のひらが空気を打って鳴る軽やかな響きを字義と結ぶ。古典では『礼記』『荘子』に「拍髀」「拍肩」と見え、もも・肩を叩いて感興を表す日常動作を示す。やがて音楽用語として「拍節」「拍子」が定着し、楽の進行を統御する基準としての意味が広まった。日本では雅楽・能楽の拍子から現代音楽まで、規則的な律動を示す中核語となり、「拍手」「拍車」「脈拍」など、広く律動と打撃の象意を担う。手偏に白を組むこの字は、明るく澄んだ手拍子の像を伝え、共に喜びを響かせる人和の情景を呼び起こす。命名上は明朗で人を励ます活発さ、調子を整える指揮力の象徴とされる。
構成要素
扌(手の動作)+白(声符・明るく響く象意)
STROKE ORDER
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MEANINGS
手のひらで打つ、たたく
打つ・拍子をとる・拍手
明朗な気概と律動感、人を励ます明るい力を表す。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。