◆ 元の意味(古代)
木の梢・木の頂・真っ直ぐ伸びた木
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KANJI ETYMOLOGY
maki
画数
14画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
人名用漢字
天を指してまっすぐ伸びる真の木、誠実と常磐の品格を宿す字。
ORIGIN
「槇」の新字体・常用異体。『説文解字』木部に「槙は木の頂なり。木に従ひ眞声」とあり、本義は木の梢・先端を指す。声符の「真」は『字統』によれば、匙によって器を充たす形、あるいは死者をそのまま納める形で「充実・真実・まこと」の意を担う。これに木偏が加わり、「木の最も充実した先端」「真っ直ぐに伸びた木の頂」を表すこととなった。一説には倒れた木の意もあり、その場合は「テン」と読む。漢字源は声符「真」を「ぴんと張り詰めた状態」と解し、槙を「真っ直ぐに伸びた木」と注する。日本では「マキ」と訓じ、コウヤマキ(高野槇)・イヌマキ(犬槙)など、針葉樹のマキ科・マキ属の常緑樹を指す字として定着した。コウヤマキは世界三大造園木の一つに数えられ、高野山に自生する聖木として弘法大師空海以来尊ばれ、悠仁親王のお印にも選ばれた由緒ある樹である。イヌマキは関東以西の暖地に多く、寺社の生垣・庭木として用いられ、緻密で耐水性に優れた良材として船材・建材にも重用された。マキの語源は「真の木」「正木」で、字形の「真+木」と意味的に完全に呼応する稀有な例。字統はこの字を真直の徳を体現する和の名木と注する。命名に用いれば、誠実でまっすぐな心、真の価値を見抜く眼、変わらぬ常磐の品格を象徴する。男女ともに用いられる優しく凛とした字。
構成要素
木(きへん)+真(シン・声符兼意符/真・充実)
STROKE ORDER
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MEANINGS
木の梢・木の頂・真っ直ぐ伸びた木
マキ(針葉樹)・梢・真の木
誠実でまっすぐな心、真の品格と変わらぬ常磐の徳を象徴
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。