◆ 元の意味(古代)
川に架ける木の梁。両岸を結ぶ反り橋
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KANJI ETYMOLOGY
kyou
画数
16画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
高くしなやかに架かる木の道、人と人を結ぶ希望の一字
ORIGIN
『説文解字』木部に「橋、水梁なり。木に従ひ喬声」とあり、川に架ける木の梁、すなわち橋を意味する形声字である。音符「喬(キョウ)」は『説文』に「高くして曲がる」と訓じ、高く伸びてしなやかに撓む様を表す。白川静『字統』によれば、喬は人が高く立ち頭部に飾りを戴く象形ともされ、いずれにせよ「高く・しなやか・反り上がる」象意を含む。橋はその音義を継承し、両岸の高みに弧を描いて架かる構造体を表現する。藤堂明保『漢字源』では、キョウの音は「ぐっと反らせる」「弓なりに張る」音感を持ち、橋梁の優美な反橋(そりばし)の形状と一致すると指摘する。古代中国では洛陽の天津橋、長安の灞橋などが詩文の名所となり、別離・邂逅の場として多くの詩に詠まれた。李白「灞陵行送別」に「年年柳色、灞陵傷別」とあるは橋上の名残を惜しむ歌である。日本でも古代から橋は神聖な境界とされ、宇治橋・勢田橋・五条大橋など歴史と物語の舞台となった。「橋姫」「橋占」など橋に纏わる神事も多く、此岸と彼岸、現世と異界、人と人を結ぶ媒介の象徴として尊ばれる。現代でも架け橋・橋渡しの語に表れる通り、隔たりを越えて結ぶ希望と連帯の象意を保持する。
構成要素
意符「木」+ 音符「喬(キョウ)」。喬は高くしなやかに反る意
STROKE ORDER
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MEANINGS
川に架ける木の梁。両岸を結ぶ反り橋
橋。人と人、地と地を結ぶ媒介
人と人を結ぶ温かさ、隔たりを越える行動力。優美にしてしなやかな品格を備える
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。